アオチビキ

2011年9月14日 (水)

船中1泊・Southpoint遠征(その3)

Southpointの朝が明けた。今朝は日頃早起きの私が遅れをとってしまった。Crewは6時頃には起き出して来て朝食の準備。HsさんがミヨシでGT用のポッパーを投げ始めた。やはり私とは体力が違うようだ。残念ながらポッパーにはGTからの魚信は無く、朝食を終えて第2日目の釣り開始。Hsさんに大型カンパチがまだ釣れていないという事で、カンパチポイントへ直行した。
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カンパチポイントからSouthpointを臨む。発電用の風車が見える
<Looking at Southpoint from the sea.>

移動中のトローリングでOno(Wahoo=カマスサワラ)が掛かったがバレた。そして2回目のOnoのバラシがあった。往路でもOnoをバラしている。ベテランの船頭さんも、やってる事は私と大差ないようで妙に安心したしだい。

昨夜よく釣れたポイントでHsさんはジグ、私はエサを落とした。しばらくしてHsさんにツムブリが食った。
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Kamanu(ツムブリ=Rainbow runner)。いつ見ても綺麗な魚体だ。リリース
<Beautiful rainbow runner on a jig.>

私のエサ釣りにOpakapakaが食ってきた。
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Opakapaka(オオヒメ=Pink snapper)

私にカンパチとアオチビキの一荷。
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一荷で来たカンパチとアオチビキ。偶然似たようなサイズだった
<Kampachi and Gray snapper at a same time.>

エサ釣りにOpakapakaの良型が来た。
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またPakaだが、2匹目は型が良かった
<Another Opakapaka. Good eating fish.>

昨夕に比べると全然食いが悪い。やはり釣りは夕まづめに限る、、、のかな?次回来るとしたら、多分夕方から真夜中に掛けての釣りに焦点を合わせる事になるだろう。楽しい釣りが出来ると思う。コナに向けての帰路に着く寸前の10時半に最後の1匹が釣れた。
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ヒラマサのようなスリムな体型のカンパチ
<Last Kampachi in this trip.>

<At 10:30am: Stop fishing. Good bye Southpoint. See you again. We headed for Kona.>

   Ono用ルアーを曳きながら一路Honokohau港を目指す。走り始めて間もなく、またOnoのバラシがあった。そしてやっとOnoをゲット。
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Ono(Wahoo=カマスサワラ=オキサワラ)。25ポンドくらいかな?
<The first Ono (Wahoo). This is also a good restaurant fish.>

そしてもう1匹Onoが釣れた。
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似たようなサイズのOno
<The second Ono.>
<There was a Mahimahi bite, but we could not hook it. We saw a pack of Mahimahi swiming around the boat. Its deep blue body was beautiful.>


Maihimahi(シーラ)のアタリがあったが、船ベリ近くでバラした。Mahimahiの群れが見えたので追跡、ナマエサを入れたが釣れなかった。
復路ではブルーマーリンからの魚信は無く、穏やかなクルージングと昼寝を楽しんだ。午後6時前、無事Honokohau港に到着。Hsさん、Md-キャプテン、お疲れ様でした。

<船中1泊・Southpoint遠征 終>
<End of Southpoint Fishing Trip>

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2011年9月13日 (火)

船中1泊・Southpoint遠征(その2)

けっこう海が荒れて来たので、酔い止めの薬を飲んで万一に備えたが、Kauna Pointを回ったあたりで再び穏やかになった。そして間近にSouthpointの風車が見えて来た。残念ながら途中Grander(1000ポンドオーバーのブルーマーリン)からのご挨拶はなかった。まあ明日の帰路が勝負かな?

午後2時半、Southpoint沖のカンパチポイントに到着。待ちかねたゾ、とばかり早速水深80Fathoms(144m前後)で実釣開始。ビシッ(Hsさんがジグをシャクる音)、ビシッ、ビシッ、ガッツ~~~ン、シナリオ通りの3回目のシャクリではなかったかも、、、記憶が薄れてしまった、、、いずれにしてもすぐアタリがあった)。Hsさんのジグにアタリだ。まあまあサイズかな?Hsさんの顔に笑顔、、、。余裕の対応で上がって来たのは、予想通りSouthpoint第一号のカンパチだった。
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記念のSouthpoint第一号Kahala(ヒレナガカンパチ=Almoco jack)
<We arrived at the Kampachi Point off Southpoint at around 2:30 pm and immediately started bottomfishing aiming for a large Kampachi and a large GT. The first fish we caught was a Kampachi. Not large but not too bad. It was a start. >

次に私の電動ジギングにカンパチが来た。
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これは背ビレの短いKahala(Amberjack=カンパチ)だった。順調にサイズアップ
<The second one was also a Kampachi which was a lot bigger than the first one. It seems that Southpoint is full of Kampachis.>

ポイント移動中のトローリングでキハダマグロが釣れた。
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Ahi(キハダマグロ=Yellowfin tuna)。20ポンドくらいか?
<This Yellowfin tuna is probably 20 lbs or so. Not bad but not large enough.>

Hsさんに強烈なアタリがあったがフッキングには至らず。巻きあげてみると340gのFishermanのジグが曲げられていた。どうすればこのごついジグがヒン曲がるのか???どんな魚がどんな噛み方するんだろうねぇ~。巨大なホオジロザメ(Great white shark)かな?怖いくらいである。

私はエサ釣りに変更。幹糸150ポンドテスト、枝糸100ポンドテストのナイロン、ネムリバリ3本、オモリ2ポンド(242号相当)のかなりHeavyな胴突き仕掛けに大きめのカツオの切身を付けて80Fathomsのベタ底へ投入。ここはOpakapaka(オオヒメ)のポイントでもあるとの事で、早速Pakaらしいアタリがあった。Pakaにしては大きそうだが、カンパチではなさそう。わくわくしながら巻きあげていると、、、急にサオ先が水面に突っ込んだ。「ムムムッ???」と思った瞬間、竿先から反応が消えた。巻きあげてみると、ハリが1本無くなっていた。剃刀で切ったような見事な切り口だった。イヤな予感。「Southpointはサメが多い」との事。

そうこうするうちにHsさんのジグに再び強いアタリがあった。重そうだ。デカイぞ!でも動きがシャープな感じでない、、、。Sharkか?でもSharkにしては小ぶりすぎるような感じもする。道糸PE4号なので、強引なファイトはできないが、一進一退を繰り返しながら上がってきた。約10分で銀色の魚体が10mくらい先に浮いた。「Big Ulua!」の叫びがフライデッキから聞こえて来た。取り込まれたのは、これまで目にしたもの中では断トツに大きいGTだった。
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笑顔いっぱい、Hsさんの長年のユメ叶うGT。船頭さん推定100ポンド(45キロ)。10%のサバ読みを考慮して、まあ90ポンド(40キロ)という事にしよう。いずれにしてもモンスターGTだった。願わくば、もうちょい魚を垂直にして、体高のある風格十分の雄姿を真横から撮りたかったねぇ~。尾を持って縦に持った写真も良かったのに、、、。私のミスでした、反省。
<My friend caught a big GT (Giant trevally) by jigging. This has been his life-time dream, and his dream has just come true. It weighed probably nearly 100 lbs. Huge ! Released.>

<Immediately after this GT, Hs-san hooked another big fish but lost it. He tightened the drag of the reel while he was fighting with the photoed GT and forgot about readjusting it. The second fish broke the line. Ala----s. It could have been an even bigger GT. >


Hsさんは連発を狙って、入魂のシャクリを繰り返す、、、とまた強烈なアタリ。しかし走り始めた瞬間にラインブレーク。先ほどのGTとのファイトの最後の方で、締めたドラグを調整するのを忘れていたらしい。あるいはラインに傷が入っていたか。いずれにしても真に残念、釣れたモンスターGTの連れ合いだったかもしれないのに、、、。

HsさんにUku(アオチビキ)が来た。
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アオチビキ(Uku=Gray snapper)。船頭さんは両親と弟さんが別々にAlii Drive沿いにレストランを持っているらしく、美味しいアオチビキはいつでも歓迎の様子
<We caught a lot of Ukus (Gray snappers). Uku is a good fish to eat.>

そろそろ夕まずめの勝負時に入って来た。私に結構な大物が来たが、海面近くでハリが外れてバラシた。姿だけでも見たかったなあ~。そしてすぐ私の3本バリに、アオチビキが3匹一緒に食ってきた。やはり小アジの3匹掛けより迫力があるよねぇ~。
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見事に同じサイズのアオチビキが3匹。陸からこんなのが1匹でも釣れたら大喜びなのに、、、。船頭さんの家族のレストランの明日夜の「Today's Special」はアオチビキ料理で決まり、、、かな?>
<Three Ukus at a time.>

暗くなってきた。Hsさんがジグの上にケミホタルを付けて投入、、、明かる過ぎないかい?、、、とか思っているといきなり何かが食った。ハワイ島で初めてお目にかかる良型のギンガメアジだった。
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ギンガメアジ(Pake ulua=Bigeye ulua=Bigeye trevally)。いい型である。美味しいはずだがリリース
<Bigeye trevally.>

次は私のエサ釣りにGTだ。
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GT(Ulua aukea=White ulua=Giant tevally=ローニンアジ。25ポンド(10キロちょい)くらいだろうか?
<GT, probably 25 lbs or so.>

またHsさんのケミホタル付きジグにギンガメアジが食った。
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2匹目の同サイズのギンガメアジ。ケミホタルが大好きなのかも?あんな明るい光をナニと間違って食ってくるのだろう?魚の心理が解ったらおもしろいだろうなぁ~。まあ、人間の方がもっと面白いだろうけど、、、
<Another bigeye trevally.>

あたりがすっかり真っ暗になってから私の本日のメーンイベントはやって来た。カッポレというヒラアジの仲間が日本にも居て、ずっと釣りたいと思っていたが、果たせないで来た。そのカッポレ君が釣れた。上がって来た時はGTだと思ったが、デッキに横たわっているのはまさに初めて目にするカッポレだった。「やったゼ!」。
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思いがけなかった初のカッポレ(Black ulua=Black jack)。12~13ポンドだろうか?関西の大物狙いの磯釣り師達は、GT(ローニンアジ)もカッポレと呼ぶようだが、正式にはカッポレはGTやカスミアジと同じギンガメアジ科ではあるが別種の魚である。GT程大きくはならないが力が強く、釣った人が魚に翻弄されてカッポレを踊っているように見える事からこの名前が付いたらしい
<This fish looks similar to GT but is a different species. It is called Black jack. This is the first time for me to catch this fish. This is kinda rare fish and difficult to catch. I was pretty lucky.>

またアオチビキが釣れた。
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<ちょっと大きめのアオチビキ>
<Another Uku (Gray snapper). The captain of Boat was happy because his parent and brother run restaurants in Kona. Uku can be "Today's Special" at the restaurants.>

船頭さんが小ぶりなキハダマグロを丸ごとハリに刺して底へ落とした。大型のGT狙いらしい、、、が、食ってきたのは、この写真と同サイズのアオチビキだった。大きいエサでも平気で食べるのには感心。

他にもバラシが何度かあったが、よくは覚えていない。

だいぶ夜も更けてきたので、Southpointの風裏へ移動。水深20m程の静かな浅瀬にアンカーを打って船中泊の準備完了。頑張ればGTやカスミアジが釣れる可能性はかなり高いが、その元気は無くすぐ就寝。Hsさんと私は大いにSouthpointでの釣りを楽しんだが、ずっと待機してくれていた(釣れない時は々昼寝)写真班のMd-キャプテンに感謝。これだけ写真の充実した釣りブログはそうは無いと思う。Md-キャプテンの方へ足を向けて寝た事は一度もない、、、。

書き疲れた。

<その3に続く>

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2011年7月21日 (木)

出戻り・グラウンドLedgeにて

やはりC-Buoyは遠い。今日は再び近場の空港沖グラウンド・Ledgeに戻り、オジギング(オジンのジギング=シャクリのみ人力で他は電動)マグロを追う事になった。ここでも友人が70ポンドをHandline(エサ釣り)で釣っているので、100ポンドオーバーの可能性もあるはずだ。いい潮が流れていればいいが、、、。
  満潮: 8:17am
  干潮: 1:23pm
  月 : 20日の月(更待月=下弦の月の2日程前)くらいかな?
  風向き:南から北へ
  潮流の方向:南から北へ(悪くないはず

主に「下げ潮」の中での釣りとなるが、あまり関係ないのかな???磯釣りなどの場合は、「上げ潮7分」とかよく言うが、船釣りにおける潮の干満と魚の活性との因果関係はようわからん。上げ下げに関わらず、潮が動いているのは大事なのかも?

さて、「販売単価がマグロより遥かに高いOno(カマスサワラ)」が大好きになってしまった今日この頃である。当然Kaiwi Point沖でのOno狙いのトローリングで一日の釣りが始まる。Mdキャプテンが、「私のジギングのリズムがOnoに合っているように思うんだけど(Ono実績2匹)、、、」というので、昨日特別にワイヤーのアシストフックを作った。グラウンド・Ledgeで、MdキャプテンにジギングでOnoを釣ってもらおう。Mdキャプテンは、「疲れた!」とはよく言うが、ジギングやキャスティングを始めると意外な体力と根気強さを示し、ミシガン在住時は20~25ポンドのマスキー(ノーザンパイクの兄貴分)や、10~15ポンドのキングサーモンを上げている。今日は、30~40ポンドくらいのOnoを2~3匹釣って、「Ono御殿」建設に貢献してくれたら有り難い。

イザ、出発!
Honokohau港出口の100mくらい(かな?)沖にあるグリーンのブイが過ぎたらトローリングのルアーを入れる。この前は早く入れ過ぎて(当然港の出口は浅い)、トローリングルアーが根掛かりしてしまって往生した。船が港を出るか出ないかで竿がしなり、リールがけたたましく泣き始めるとけっこうビックリする。その時は不覚にも、「ヨッシャー、Onoだ!」と思ってしまった。まあジイバアの釣りには、いろいろ失敗はあるでヨ。

Kaiwi Point沖を含め、今日のOnoのトローリングは残念ながら完敗だった。「Ono御殿」は、まだまだはるか彼方である。グラウンド・Ledgeの北の方には、マグロ狙いの船が5~6隻いた。潮は南から北へ流れている。悪くなさそうだ。しかしマグロが釣れているのかどうかは解らない。早速ジギング開始、、、のはずだったが、アリャリャリャ、、、電動リールが動かない。いろいろひねくりまわしていると、コネクターの接触不良のような感じがしたので、電源ケーブルを換えてみたら動いた。良かった、危うくセーフ。やっと、オジギングを開始したが、なかなか当たりが無い。いつもならもう2~3回はバイトがあっただろう。「下げ潮」での釣りはやはり良くないのか???だいぶ疲れて来て、そろそろ休憩かな、と思いながらシャクッていると「ガッツ~ン」と来た。疲労回復にはこれが一番である。大き過ぎず小さ過ぎず、ちょうどやり取りするのが楽しいサイズだった。当然大きさに不満が残るが、まずはヨシ。
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キハダマグロ(Ahi=Yellowfin tuna)。船上計量16ポンド。売るにはちと小さい。明日の夕食会にちょうどいいサイズだった。キャプテンが写真に書きこんだサングラスが本物のように見える。ウデ、上げたなぁ~

今日はアタリが少ないのでバラシも少ない。Kwさんに本日初めてのアタリがあった。ニコニコしながら余裕のファイトの後、上がってきたのは、、、、、
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綺麗なヒレナガカンパチ(Kahala=Almaco jack)。マグロと思ってファイトしていたようで、ちょっとガッカリ。いつも律義に顔を見せてくれるカンパチ君である。Thanks。リリース

アタリが少ない日のジギングは、本当に気持ちが疲れる。Kwさんのシャクリに元気が無いが、やっと本日2度目のバイトがあった。これも大きくはない。明らかにマグロと引きが違うようだ。しばらく後、玉網に納まったのはUkuだった。
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Uku(アオチビキ=Gray snapper)。船上計量7ポンド。これで夕食会用の白身の魚も確保できた。食いが良くない割には結果オーライである

次は私の番、強いアタリだった。しばらく相手に翻弄されていたが、フッと動きが止まった。しかしそこそこの重さはある。バレたのは間違いない。上がってきたのは、見事に下半身を噛み切られたキハダだった。
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サメにやられたキハダ。グラウンドにもサメが周ってきたようだ。ヤだねぇ~

水深20mあたりでKwさんに強いアタリがあり、入魂のファイト開始。船上が一気に活気づく。 やっぱり、こうでなくちゃぁ~。しかし、、、痛恨のバラシ。ハリが外れた。間違いなくマグロだっただろうに、、、。

Mdキャプテンが最近ジギングでOnoを2匹釣っているポイントの近くへ移動。当然、昨日準備したワイヤーリーダーを入れ、ワイヤーのアシストフックを付けたジグに換えるべきだったのだが、「まずマグロが食って来る可能性の方が高い」だろうという判断で、Ono対策は取らずジギングを始めたところ、私の竿に強いアタリ。しかし、「ガッツ~~~ン」、「ググッ~」、「プッツン」だった。しまった、と思ったが後の祭り、、、。ジグを巻き上げてみると案の定、Onoの鋭い歯の痕跡(アシストフックのザイロンが噛み切られ、ナイロンリーダーも切れかかっていた)が色濃く残されていた。ワイヤー仕掛けのジグに換えておくべきだった、と悔やんでみても始まらない。後悔先に立たず、、、である。「さあ出番だ!」、という事で、Mdキャプテンが竿を持ち、シャクリが始まる。「♪シャクリが~楽々~♪シャクリがラクーラクー♪」、とまでは行かないが、シャクリが力強く軽快になって来た。「ひょっとしたら、、、」と期待したが、Onoからの魚信が来る事は無かった。

アタリが散発的な日だったが、夕食会用のマグロとアオチビキは確保出来た事で、Mission Completed!

Fishing Report用メモ:
Ahi: 1匹 16ポンド
Ahi: 1匹 7ポンド サメに横取りされた
Uku: 1匹 7ポンド
Kahala: 1匹 リリース

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2011年6月13日 (月)

潮の流れとキハダマグロ

コナ空港沖のグラウンドと称する広い海底の台地が急激に(という程のモノでもないが)落ち込むLedgeと呼ばれる傾斜面の上層に時々キハダマグロが集まるらしい。現地の釣り人は、「潮が西から東(沖から陸の方へ)へ流れると、潮の流れが海底の斜面に当たり上昇、そこに小魚やプランクトンが集まる。これらのエサを求めてキハダマグロやカツオなどの魚が集まってくる」と言う。一応筋は通っているように思えるが、本当はどうなんだろう?ベテランのチャーターボートのキャプテンに聞いてもホッコラした説明は返って来ない。やっぱり自分で検証して行くしかないのかな、、、という事になった。検証すべきはGround Ledgeでの「キハダマグロの釣れ具合」と「潮の流れの方向」の関連性である。言い替えると「どちらの方向に潮が流れる時、キハダマグロが集まって釣れるか?」である。まあ、「キハダが釣れる釣れない」には潮流の方向以外にも多くの要素(水温、潮の干満、月の満ち欠け、もちろん季節の要因、etc. etc....)が絡み合っていて、そう単純なモノでは無いのはよく解っているのだが、、、。

検証のためには、Groundへ釣りに行く度に、潮の流れの方向を測定する必要がある。さてさてどうしたものか、、、と考えた末、原始的な潮向計(潮の流れの方向を確認する道具)を製作してみた。
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インスタント潮向計。オモリの下に白いナイロンの買い物袋を切った短冊を結んだ

これを海の中へ入れると、白い短冊がある方向に流れる。しかし、潮の流れが無くても、風で船が流されると短冊は逆方向に流れて、あたかも潮が流れているように見えるはずである。逆に風が無い場合、船は潮に乗って流され、短冊の流れが船の流れに同調すると、一見潮流は無いように見える可能性もある。なかなか難しいのかもしれないが、取り敢えずこれでスタートしてみよう。潮がどの方向に流れていようとも、キハダが全く集まっていなくとも、この場所へ釣りに行く事には違いないので、相関が明確に確認されてもどうという事はないのだが、まあ釣り師としての科学的(経験的かな?)興味ということである。

さて今朝は、前回と前々回キハダマグロが釣れた「GroundのLedge」に到着し、早速「潮流短冊」を海の中に入れてみたところ、白い短冊は東から西に向かって(陸から沖に向かって)流れた。理論的には「キハダが集まる」と逆方向の潮流のようである。風は沖(西)から吹いており、船は沖から岸に向かって流されている。短冊が本当の潮流の方向を示しているのか、船の流れに影響されているのかはっきりしない。短冊に大きいオモリと、出来るだけ小さいウキを付けて、竿を使って自由に流れる形にすると、船の流れの影響を取り除く事が出来るのかもしれない、、、。いずれにしても、今日の潮流の方向は「キハダマグロが来ないであろう潮」という八卦が出た。占いは当たって欲しいが、キハダが釣れないのは寂しい、、、複雑な心境である。

潮流の方向を確認してすぐ、艫(とも=船の後尾)の左舷で、水深60mあたりにエサ(Ahi belly=キハダの腹身=本マグロならオオトロの部分)を出す。船が小さいので艫の右舷でジギングをするとお祭りをするので、舳(みよし=船の前の方)まで電動リール用のコードを伸ばし、前の方でジギングを行った。今日は何故か魚探に魚の反応が殆どない、、、ちょっとおかしいかも?1時間経っても2時間経ってもアタリなし。場所を変えてみてもダメ。「陸から沖に向かって流れる潮の時、キハダマグロは来ない」という仮説は正しいのか、、、?結局エサにもジグにも全く反応の無いままランチタイムになってしまった。「釣りはランチタイムに限る」という事で、今日もエサ釣りの竿を出して、オムスビを頬張る。しかし、悲しいかな、今日は頼りのランチタイムも何事もなく過ぎ去ってしまった。キャプテンは「もうちょっとゆっくり食べたら釣れるかもしれないのに、、、」と言うが、、、。我々より早く来ていた先客2隻は、朝の早い時間にトットと帰ってしまい、広大なグラウンドはホボ我々の貸し切り状態になっていた。これで爆釣でもすればこたえられないのだが、、、まあ、世の中それほど甘くはないようである。私とキャプテンで交代しながら「なんちゃってジギング」も続けたが、結局昼食後しばらくしてキハダ狙いはギブアップ。まあ二人ともよく頑張った方だ。自分で自分達を褒めてあげてもいいだろう。

Uku(アオチビキ=Gray snapper)のポイントが近いので、Ukuを釣りに行こうということになった。ポイントは水深120~130mあたりだが、ここでも殆ど魚探に反応が無い。たまに底近くに薄いブルーの反応がポツンと出ると、エサを落とし、前甲板でジグを振る。そして、やっとこさオオトロエサの方にヒット。引きは悪くない。このあたりはカンパチのナワバリでもあるのだが、上がってきたのは本命のアオチビキだった。
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Uku=アオチビキ、実測8ポンド。白身の魚で、赤い底物程ではないが刺身や昆布ジメがいける

すぐ後、同サイズ(ちょっと小ぶりだったかな?)のアオチビキがもう1匹釣れた。
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2匹目のアオチビキ。何だか上のとは写真の色がずいぶん違うが、クーラーの中の実物は全く同じなんだよ。Mdキャプテンのサングラスの加工技術が少し上達してきたようだが、デトロイト支部さんの技術(リアルさ)に今一歩及ばないような、、、。

私のジギングには食べごろサイズのカンパチがヒット。ちょうど脱走犯サイズ(近くのカンパチ養殖場が出荷しているサイズで、このあたりには脱走犯がウロウロしているらしい???)。養殖場からの脱走犯を釣るのはニュージーランドで経験(King salmonの脱走犯)しているので、結構好きだったりして、、、。
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<Kahala(ヒレナガカンパチ=Almaco jack)。このサイズなら、まだシガテラ毒も蓄積されていないはずで、99.9%大丈夫であろう食べごろサイズである、、、が、やっぱり敢えて食べてみる度胸は無い。リリース

今日はこれでおしまい。
沖に向かって流れる潮ではキハダマグロは釣れない」という解ったような解らんようなデータが一つ収集された。

追記:
次の朝(火曜)、アオチビキを捌くと、一匹からは立派な卵、もう一匹からは白子が出て来た。あのあたりがSpawningの場所なのかも知れない。
昨日は頑張ってジギングしたので、体の節々が痛むかもと思ったが、意外と大丈夫。けっこうやるじゃないか???

Fishing Report用メモ:
Uku: 2匹 15ポンド
Kahala: 1匹 リリース

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