Hapupuu
今日は金曜日。イレギュラーではあるが、X氏にC-Buoyでのカツオやマグロの立ち釣りを紹介するという事で、X氏の船で出漁した。潮の方向によって大きく動くC-Buoyが、西経北緯だけの数字でうまく見つけられるかな、と少々心配したが全く問題無かった。しかし心配した通り、C-Buoyにはボートは1艘もいない。イルカも見えない。鳥もいない。魚が跳ねる姿も見えない。地元の釣師達が言う「C-Buoy is dead」状態なのか?
Buoy傍でコマセを撒くとアミモンガラ(Spotted oceanic triggerfish)だけがワラワラと寄って来た。カツオやマグロが高速で走る姿は見えない。
いつものように、
「シッ、シッ、向こう行け。おまえらはイラン」
とか言ってると、
「水深60~100mくらいに反応が出ましたよ」
とX氏よりアナウンスあり。
エサを入れてみたが、あっという間にモンガラの餌食に。
「ジギングしかないですね」
という事でジグを落とす。
数回シャクッたところで、
「来たぁ~!」
アタリだ。しかしHookingには至らず。
2投目にもアタリがあったが、これもハリに乗らず。
「モンガラのスレ掛がかりかな?」
と思いながらジグを見ると、リーダーが激しく傷ついていた。
「どうもOno(カマスサワラ=Wahoo)が居るようですね」
とワタクシ。
そして数投目に来たのは重くて強いアタリだった。
「よし来た!」
今度はハリに乗った。
「デカイぞ」
と思った2~3秒後に手応えが消えた。ジグの重みも無くなった。どうもOnoにジグを盗られたらしい。巻きあげてみるとナイロンリーダーがボロボロにされて切られていた。
歯の鋭いOnoでも、うまくハリ掛かりすると上げる事は可能である。運を天に任してもう一度ジグを落とす。そしてアタリ。
「ヨッシャ~!!!」
今度もうまくHookingしたらしい。これで数秒持ってくれればこちらの勝ちだろう。
「あまり大きくはないですねぇ~」
とワタクシ。
そして今回は切られずに無事上がって来た。
やはりOnoだったが小型だった。
写真無し。
後で撮ろうと思っていたが忘れた(やっぱりMd-キャプテンがいないとダメだねぇ~)。
X氏も初めてのジギングに挑戦したが、残念ながら空振りに終わった。まあチャンスは今後もいっぱいあるでしょう。
結局C-Buoyではマグロやカツオの顔は拝めず。
Honaunau沖の底釣りポイントへ移動。
ここでは下記の底物が釣れた。
Kalekale(ヒメダイ): 4匹
Ehu(ハチジョウアカムツ): 1匹
Hogo(ヒオドシ): 1匹
Hawaiian deep anthias: 1匹
Gindai: 1匹(これは他のポイントだったかも?)
Opaka狙いでRed Hillへ移動。
前回はRed HillのOpakapaka復調の兆しがみえたので大いに期待したが、ガッカリの不発だった。潮が悪いのか?腕が悪いのか?釣りは難しい。
Keauhou Bay沖のPoiny-29近辺へ移動。
取り敢えず150~160mでOpakapakaを探ってみる。
いきなり私に重くて強いアタリがあった。
「あ~ぁ、カンパチかい」
巻き上げは電動リールに託し、無視状態で見守る(ちょっと変か?)。時々電動リールを停めながらボチボチと上がって来た。
「ピッ、ピッ、ピッー・・・・・」
電動リールが巻き上げ完了を告げ、最後は手巻きで巻き上げる。魚のシルエットが見えて来た。ほぼカンパチだろうと思っていても常に「ひょっとしたら?」という気持ちはある。
カンパチ色を予想しながら海中を覗きこんだ。
「んnnnn、???」
「茶色じゃない、黒いぞ」
粗末に扱ってしまったが、一転緊張が走る。
「何だよ、陽に焼けた黒いカンパチかい?」
とは思わない。
魚が浮き全身が見えた。
「Hapupuuだ、よっしゃ~!」
とワタクシ。
「最終回、逆転のホームランですね? いやヒットかな?」
とX氏。
前回Hapupuuが釣れたのは今年の3月でX氏が釣った。X氏はHapupuuと相性がいいのかも?
<Hapupuu(ハワイ名にはいろいろな綴りがあるようだ=Hawaiian grouper)。Deep-7の中でも絶対数が少なく稀少価値は一番の魚である。綺麗な白身の高級魚。実測16.75ポンド(7.6Kg)は自己記録である>
「ざまぁ見ろ!KwさんのOnagaに勝ったぞ!」
と自慢しても全く意味の無い比較である。
「Onagaで16ポンド以上のヤツを釣ってみんしゃい」
とKwさんは言うだろうか?100パーセント言うだろうなぁ~。
「チッ」
Fishing Report用
Hapupuu: 1匹 16.75ポンド
Kalekale: 4匹 4.4ポンド
Ehu: 1匹 1ポンド
Gindai: 1匹1ポンド
Ono: 1匹 5ポンド
Antias: 1匹 0.4ポンド
Hogo: 1匹 2ポンド
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コメント
こりゃまた大物を釣り上げましたねぇ
残り物でも食べてみたいですね、もう売っちゃたかな?
それにしてもKWさんは今何処でくすぶっているんでしょうね?
投稿: Matt | 2013年11月16日 (土) 08時00分
Mattさん:
もちろんShimaichiに優先権はあったのですが、最終的にHapupuuはKona Fishに売りました。Kona Fishで「Hapupuu釣ったヨ」って言うと、Kona Fishの私より若いオジサンが、「Very Good」と言って喜んでいました。「Good size!」とも言っていました。その割には安いんですよねぇ~。
KwさんはSk市の自宅でホーム炬燵に入ってヌクヌクとしていると思いますよ。現在FsボスはCAなので寂しいらしいです。
投稿: A-Jack | 2013年11月17日 (日) 16時30分