大型外道は楽々「ツ抜け」、本命達は届かず
コンディション:
満潮: 7:24am
干潮: 2:26pm
風の予報(NELHA沖 @11:00am): 7mph
波の予報(NELHA沖 @11:00am): 高さ 2.4m 周期 12Sec
V.V-Buoyの位置: 最南端にあり。
予定:
今日は、昨年末以来続いていた「Small Craft Advisory」が久しぶりに解除された。しかしまた明日あたりからウネリが高くなり、Honokohau港の出口に高い波が押し寄せるらしい。という事で今日のグラウンドはラッキーなワンチャンスのようだ。是非行ってみよう。カツオが釣れると嬉しいが、潮は南へ流れたままだ。あまり期待は出来ないだろう。まずはOnaga狙いで、その後Opakaという事になるかな。魚探の反応しだいではムロアジにもトライしてみよう。グラウンドのムロアジは大きいが、よく移動するので的が絞り難い。
実釣報告:
Honokohau港の出口はそこそこ波があった。グラウンドはヤバイかなと思ったが、取り敢えず入口まで行ってみる事にした。
Point-9(グラウンドの南端入口)まで来た。ウネリはあるが引き返す程ではないので、引き続きONA-3を目指し北上。鳥が1羽飛んでいるが、跳ねる魚は全く見えない。もちろんカツオは食って来ない。チャーターボートが6~7艘、グラウンド沖でウロウロしている。
ONA-3ポイント到着。懐かしいぐらい久しぶりだ。ワクワクしながら水深250~260mへエサを落とす。
1投目、2投目、ともにアタリ無し。潮が悪いか?
3投目にアタリがあったがOnaga程の強さが無い。しかしヒシダイよりは強いので「Ehu(ハチジョウアカムツ)だろう」という事にした。Ehuなら文句は無いが上がって来たのは、ゴーカレ(Golden kalekale)だった。
<Golden kalekale(ハワイチビキ)。Deep-7達よりは少し格オチではあるが、十分に美味しい底物なのでヨシとしよう>
その後またゴーカレが釣れた(ゴーカレは合計2匹)。
1月に入ってザトウクジラ(Humpback whale)がボチボチ目撃され始めた。
<キャプテンによると、今日は4~5回目撃したらしい。しかしボートの近くへ来てパフォーマンスはしてくれなかったので、いい写真が撮れなかったとの事。これは拡大した写真である>
深場の常連さんヒシダイは3匹釣れた。
<ヒシダイ(Beepbody boarfish)。Nomさんのオヤツ用に2匹置いてきたが、後で家に帰って調べたらクーラーの底にひっそりと1匹隠れていた。これはMdさんのオヤツ?>
そしてやっと待望の強いアタリがあった。
「ひょっとしたらカンパチかな?」
「でもカンパチにしては引きが少し弱いような?」
「小さいカンパチかもね?」
不安気味に注目されつつ上がって来た魚は、、、
「赤いぞ、よ~し!」
<待望のOnaga(ハマダイ=Longtail red snapper)。7.5ポンド(3.4キロ)。大きくはないが満足サイズではある>
しばらくして、またほぼ同様の強さのアタリがあった。今度は、
「Onaga間違いなし」
との判断。
「そういや、サメの事を忘れていたなぁ~。今日はいないのかな?」
なんて言いながら、上がって来るのを待っていると、、、
「ガクッ」
竿先が一度だけ大きく沈みこんだ。
見ていた二人は一瞬、
「???」
我に返ってみると、Onagaの反応が竿先から消えていた。
「やられた!」
やはりサメは来て居たようだ。
しかし1匹目がよく無傷で上がって来たものだ。Luckyだったと言うべきだろう。
この状態になると、Onagaを掛けてもほぼ間違いなくサメに盗られる。
Onaga釣りは潔く断念し、
「Opakapakaを釣りに行こう」
という事になった。
今日は潮が南へ流れているので、グラウンドの北端の駆け上がりがいいかもしれない、という読みで最北端のPoint-43へ移動。
Paka釣りの第1投目はスカだったが、2投目でアタリ。しかしかなり明確な「ポンポン引き」である。予想通り本日のゴマテン1号が上がって来た。
<ご存知ゴマテングハギモドキ(Spotted unicornfish)、通称(うちの船のみ)ゴマテン>
これが「水深150mの外道乱舞」の幕開けだった。次から次へとゴマテンが釣れる。そのうちゴマテンとカンパチの豪華(?)一荷もあった。
<ゴマテンが引き連れて来た(?)カンパチ>
一瞬にして20号ハリスが切れる強烈なアタリもあった。大きなカンパチからオモリを保護するためにドラグは絞り込んである。こいつはオモリが着底してコマセを振った瞬間に思いがけなく食って来た。心の準備が出来ていない所を襲われた。
「うわぁ~」
竿を持って行かれるかと思った。渾身のチカラを込めて竿を支える。すごい力だ。2~3秒耐えただろうか?
「ブチッ」
という不気味な音が聞こえたような気がした。私の脳ミソの血管が切れた、、、のではなく、ラインが切れたのだった。時々こういう事がある。おそらく大型のカンパチだろう。姿を見たいとは思うが、電動リールではとても巻きあげられない。体力とオモリの消耗を考えると、ラインを出さないのはヨシとすべきだろう。使っているネムリバリ(スーパームツは呑みこまれた経験無しの優れ物である)はほぼ100%クチビル近くに掛かるので、カンパチは生き延びるはず。頑張って上まで上げると死んでしまう(小型のカンパチはボートに上げてからリリースしてもほぼ間違いなく元気に海底へ戻って行くが、大型のカンパチは弱い)確率は跳ねあがる。
6本バリの上の方のハリにゴマテンが付いていて、下のハリにOpakapakaやKalekaleが釣れていた事が2~3度あった。とにかくボート下の海底でゴマテンの集会があるのかと思われるくらいゴマテンが釣れた。
ゴマテン乱舞の結果は全部で十数匹(最初は数えていたが、途中からわからなくなってしまった)。そして小型のカンパチが3匹。大型外道が楽に「ツ抜け」、20匹に迫る勢いだった。あまり嬉しくない大漁である。
<ゴマテンのついでに釣れたKalekale(Kalikali=ヒメダイ)>
<4ポンド近くあったOpakapaka(オオヒメ)>
<Lehi(オオグチイシチビキ)もゴマテンに混じって釣れた。約8ポンド(3.6キロ)>
Opakapakaポイントでは1投必中の感じでアタリがあったが、「食えないヤツラ」(食う気になったら食えない事はない)中心の入れ食いだった。でもまあこれも何もアタリ無しよりは楽しい、、、と思う。
結局Deep-7の釣果は、
Onaga: 1匹
Lehi: 1匹
Opaka: 3匹
Kalekale: 2匹
程度に終わり、外道どもの活況を横目に本命達は「ツ抜け」に届かず。しかし今日は狙いのOnagaが釣れた事だしヨシとすべきだろう。
グラウンドは午後になって穏やかになって来て釣り易かった。明日からしばらくの間は寄り付けないのかもしれない?
Opaka釣りの途中で魚探に濃い中層反応が出た。あわててムロアジ用の仕掛けを準備しキャプテンが運転席から竿を出してみたがアタリはなかった。グラウンドでのムロアジ釣りは機動力と敏捷さ(ともに我々には欠けている)が必要とされなかなか難しい。
帰途、キンキンに本日最初で最後のアタリがありOioiが釣れた。
<Oioi(ヒラソウダ)。こういうのが10匹程欲しい!>
Honokohau港の入口は波が高く、波乗りしながら港へ入った。ボートでのサーフィンはあまり楽しくものではない。
Fishing Report用メモ:
Onaga: 1匹 7.5ポンド
Lehi: 1匹 8ポンド
Opaka: 3匹 8ポンド
Kale: 2匹 3ポンド
Golden kale: 2匹 3ポンド
Kahala: 3匹 リリース
Kala: 14匹? リリース
Senbeifish: 3匹 1ポンド
Oioi: 1匹 1.5ポンド
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