マグロ爆釣!?
コンディション:
満潮: 8:31am
干潮: 3:48pm
日没: 5:44pm
V.V-Buoyの位置: 3日程前、久しぶりにBuoyが北へ流れ期待したがすぐ最南端
の定位置に戻ってしまった。
予定:
1週間半ぶりの出漁である。Ysさんによると、相変わらずコナではマグロが品薄らしい。マグロは期待できないので、今日もグラウンドでOnagaとカツオを狙う事にしよう。目指すは15ポンドオーバーのOnagaとOtaro(大型のカツオ)だ。
実釣報告:
今日は久しぶりにNomさん(Ysさんの奥さん)が乗り込んで来た。
「引っ越しの荷物もだいぶ片付いたかな?」
という聞くと、
「ゼ~~~ンゼン」
との事。まあ時間はある、ぼちぼち行こう。
さて、キンキン(カツオ用の小型ルアー)を曳いて出発だ。グラウンドを目指してヒタ走る。
Nomさんは、今日は感心な事にいきなり爆睡モードには入らず、結構頑張っていた(もちろん寝なかった訳ではない)。グラウンドに到達したが、鳥も飛び跳ねる魚も全く見えない。キンキン不発のままグラウンドを突っ切りONA-3ポイントまで来てしまった。
ONA-3ポイントで、
「大Onagaよ、さあ来い」
と竿を出す。1投目、2投目、3投目、エサ盗りがエサをかじるだけでOnagaからの魚信は無し。そのうちに根掛かりで3ポンド(362号相当)のオモリを取られた。しかし巻きあげているとナンだかちょっと重い感じがする。
「ゾウリでも引っ掛けたかな?」
と思っていると、、、上がってきたのはグロテスクなヤツだった。
<多分Viper Moray(Enchelynassa canina)というウツボだろう。WEB魚図鑑には記載がないので、日本にはいないのかも知れない。こいつは体長約1m。最大2.5mくらいまで成長するらしい。ラインにグニャグニャと絡みついてハリを外すのがやっかいな一番嫌な外道である。リリース>
ボチボチと深場の美味しい外道が釣れた。
<出ベソが出ていてPhotogenicでないが、型のいいキスジアカボウ。美味しいベラの仲間だ。オジサンが歯をむき出しているが、いきなり魚に噛みつくつもりではない>
<YsさんにHogo(ヒオドシ)。カサゴの仲間で美味しい深海魚>
ONA-3ポイントでかなり頑張ってみたが、結局昼までOnagaのアタリは無し。
「Onagaは午後になったら釣れるヨ」
とか、いい加減な事を言うヤカラがいて、昼食後もちょっと頑張ったがダメだった。
OpakapakaのPoint-38へ移動。
オモリが着底しコマセを振るとすぐ私にアタリがあった。Opakaらしいいいアタリだ。本来はそのまま放っておいて「向こう合わせ」でいいのだが、念のため合わせを入れたら、”ガツッ”という感触と共にスッポ抜けた。真に残念。そのまま放っておいたら、またすぐにアタリがあった。これまたいい感じのアタリだ、、、、と思っていると、独特の”ポンポンポン”というリズミカルな強い引きが始まった。
「Lehiかも?」
という希望的観測もあったが、、、
<やっぱりゴマテンだった>
Ysさんにいいアタリが来た。
「ゴマテンだ」
と言うと、
「いや違います。2ポンド強くらいのOpakaです」
というしっかりした返事。
「ホンマかいな?」
と思っていると、上がってきたのは、
<そのものズバリ、2ポンド強のOpakaだった>
Ysさんがまた掛けた。
<2匹目もまったく同じサイズのOpakapakaだった>
さあ、Simaichiで美味しいOpakapakaが食べられるヨ。
そして私にもアタリがあった。今度はゴマテンではない、Opakapaka間違いなしの引きだ。ところが残り50mくらいまで上がって来た所で、激しく竿が絞り込まれた。
「大変だ!Opakaを大マグロが食ったぞ(ホンマかいな?)!」
急遽臨戦態勢突入だ。YsさんにGimbalを付けてもらい渾身のファイトに入る。
<ハリスは30号、かなり強い。敵は絞り込んだドラグからラインを引きズリ出そうとする。重~~~い!!! ラインが巻けない。必死にこらえるだけ、、、、。しばらく耐えていたが、激しい衝撃と共に魚が外れた。200ポンドくらいのマグロだったのか???、、、誰だ「、ンな訳ねぇだろう」なんて言ってるのは?「逃がした大物は、みな大マグロと決めてあるんだよ」。ハリが鋭く噛み切られていた。それにしてもオッチャン、シッポが生えていて尻のあたりが変だよ、、、Photogenicではないねぇ~>
大マグロとおぼしき魚(?)はバラしたが、意外と残念さは無い。
またOpakapakaを釣っても大マグロ(?)に横取りされてしまうのがオチだろう。時間も押し迫って来た事だし、これでOpaka釣りは終了とし、再びキンキンを曳いてカツオ狙いのトローリングを開始した。
朝は全く居なかった鳥が結構飛んでいる。
<それ程濃くはないが鳥山が出来ていた>
いい傾向である。ピチピチ程度ではあるが魚も跳ねている。他にボートは1艘もいない。独り占めだ。キャプテンが鳥山目指してボートを突っ込んで行く。
「来るよぅ~!」
キャプテンのアナウンスが終わらないうちにアタリだ。そしてこれが爆釣の始まりだった。
まずカツオがダブルヒット。小さいがカツオはカツオである。
<Otaroには程遠い小タロウだった>
私の「キンキン+強力サビキ2本」の仕掛けにマグロが一荷で来た。
そして「パーフェクト3点掛け」が続いた。
<3点掛けといっても赤ちゃんマグロだ。
まずキンキンにマグロが食い、魚の抵抗が始まるとサビキ(枝糸ナイロン12号)が躍動し更にマグロが食って来る、という設計である。設計通りの3点掛けに大いに満足、、、ではあるが、なろう事ならもう二回りくらい大きいマグロであって欲しかった>
当然Ysさんにもアタリがあった。
<入れ食い状態になったマグロ>
そしてYsさんのキンキンに大物が来た(いうより多分キンキンに食った小マグロに何者かが食って来たのだろう)。
「大きいですよ!」
とYsさん。
ラインが出て行く。スピード感も十分なようだ。
「大マグロだ!」(こればっかりだヨ)
と私。
200ポンドか?しかしこれもバレた。前述のサメ大マグロよりは大分残念だった。
しかし爆釣は続く。キャプテンが、
「来るよぅ~!」
と言うと、ほぼ必ずアタリがあった。
小マグロ、小カツオ、小ヒラソウダ、今日は全部「小」付きではあるが、爆釣である事には間違いない。あっと言う間に20匹程釣れた。これだけ釣れてもクーラーボックスにはまだまだ余裕のスペースがある。
魚探を見ているキャプテンが時々、
「下の方に大きい魚がいるよ」
と言っている。
表層にいる小マグロや小カツオを狙って大マグロが下にいるのだろうか???そんな事を考えていると私にアタリだ。多分今日のレギュラーサイズの小マグロだろう、と思いながら巻いていると、突然強烈な引きが加わり、竿を持って行かれそうになった。
「大マグロか?」
と思った瞬間バレた。ナンだったんだろう?
すぐまた小マグロらしい魚が掛かった。巻き取っているとキャプテンが、
「来てる、来てる、巻いて、速く巻いて」
と叫んでいる。見ると大きなイルカがこっちに向いて全速力で泳いで来る。電動を最速にして懸命に巻く、、、しかし時既に遅し。
「ガッツ~~~ン、ガクッ、ガクッ」
でハイ一丁上がり。またやられた。キャプテンが、
「前の方にもイルカが3匹くらい居るよ」
という。ボートで走って振り切ろうとしても余裕で追走してくる。まあ十分爆釣を楽しんだし、陽も落ちてきたのでグラウンドを後にする事にした。しつこくキンキンを曳きながらNELHA沖を通過したあたりで左舷の竿に強いアタリがあった。イルカは目が良く賢いので直接ルアーに食ってくる事は殆どない(聞いた事も無い)。今度こそ、
「マグロか?」
ラインが高速で走る。竿を手に取るとズシリと重い感触が伝わって来た。
「デカイぞ!」
と言った瞬間、、、、、、あ~ぁバレた。巻きあげてみるとルアーとハリが無くなっていた。そんな事が二度あった。3回建てのキンキンを2個取られると結構つらいものがある。
「Ono(カマスサワラ)じゃないかな?」
とキャプテンが言う。可能性は十分だろう。一度ワイヤーリーダーでキンキンを曳いてみよう。
土壇場での「マグロ爆釣!?」のお陰で今日は帰りが遅くなってしまった。
やっと港まで戻って来たところでキャプテンが、
「あら、もう真っ暗になってしまったわ」
と言う。
「??? 少し薄暗いけど、真っ暗という程ではないと思うけど。白内障の兆候か?」
と思って少し心配していると、
「ハハハハ、サングラスしてたヨ」
だって。良かった良かった。
まあ、家の中で、「アッ、蚊が飛んでる!」とか言って、蚊もいないのにパンパン目の前を叩いている飛蚊症のオヤジよりマシだろう。
Fishing Report用メモ:
Opakapaka: 2匹 4.5ポンド
Hogo: 1匹 1.5ポンド
Kisujiakabou: 1匹 1.5ポンド
Kala: 1匹 リリース
Viper moray: 1匹 リリース
Ahi: 10匹 20ポンド
Aku: 6匹 12ポンド
Oioi: 4匹 8ポンド
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