« 噂を信じて、、、 | トップページ | Two Young Guests from Mainland »

2012年7月 5日 (木)

招かれざる客(魚のコトだよ!)

コンディション:
  干潮: 11:26am
  満潮: 6:30am
 
 
  日没: 7:06pm
  V.V-Buoyの位置: 最北端に近い所にあり。


磯釣り@NELHA裏磯:
ミシガン在住の釣友Rockさん(Hrさんと書くと、Hr君と混同しそうなのでRockさんで通す)がコナへやって来た(この人が「招かれざる客」という話ではないので誤解のないよう。到着した日(7/3)はSima-ichiで、前日Ysさんと私が釣った新鮮なカツオのタタキやオパカパカの刺身、寿司などに舌鼓を打ち、昨日は二人でNELHA裏の磯で肩慣らし、という事になった。この日のために冷凍庫に蓄えてあった大量のカツオやマグロのハラワタ等(コマセ用 ⇒ 見かけは汚いが新鮮ではある)を持って張り切って行ったのだが、、、。結局、早朝から半日やってRockさんのルアーにはアタリ無し。私のエサ釣りにはサヨリ2匹にダツ1匹、結構な曳きのバラシが1回、、、。残念ながら釣りらしい釣りにならなかった。Rockさんにはルアーでカスミアジを釣ってもらいたかったのだが、、、。ローカルのオニイさんが、食パンをエサにしてイスズミ(Gray chab=Nenue)を何匹か釣っていた。ハワイ島の磯釣りは、なかなかエキサイティングな釣りになりにくい。

本日の実釣報告:
さてRockさんは今日が本番の船釣りである。是非マグロを釣ってもらいたいという事で、まずF-Buoyを目指す。釣れるといいねぇ~。
左右に大マグロ狙いのルアー、センターにカツオ狙いのキンキンを配しトローリング開始。さあ来い!とは言っても、F-BuoyやC-Buoyへ行く途中のトローリングで何かが釣れるのは結構珍しい。釣れたら儲けモノ、程度である。

片道約1時間半強程度、海は穏やかで快適なクルージングを楽しんだ。これはこれで悪くはないのだが、悲観的な予想の通り、トローリングにはアタリの無いままF-Buoyに到着してしまった。Buoy周辺にはトローリングのチャーターボートを中心に、釣り船が20隻余り集結してる。かなり良い傾向だ。マグロが釣れているのだろう。
P1130843
<F-Buoy盛況なり。いつもながら大好きな癒しの光景である>

そろそろボートを停めようとしたところで、Rockさんがセンターのジギングロッドを指差して、
これって魚のアタリですよねぇ~?
と言う。
この竿はジギング用のLight Tackleにカツオ狙いの小さいルアー(キンキン)が付いている。確かに魚が掛かったようだ。
そうです。アタリですよ。カツオかな?竿を持ってファイトに入りましょう
みたいな事を私が言ったように思う。トローリングでカツオでも1匹釣れたらいいな、と思っていたので、”ヨシヨシ”と思いながら竿を手にしたRockさんを見守る。
どうですか?大きそうですか?」 
に対して、Rockさんの返事は、
結構重いような感じです
との事だった。
Rockさんの横に立って、電動リール(Daiwa Seaborg 750MT)のDepth Counterを覗いてみると200m以上ラインが出ている、、、ムムッ、カツオにしてはちょっと出過ぎの感じだが???重そうではあるが、ジャンプはしない。
Nnnnn、ひょっとして大きいマグロか?
船上が期待に騒然としてきた。大マグロだったら、どうしてボートへ引っ張り上げようか、、、懸念が脳裏をかすめる。100ポンド以下のマグロであってくれ、、、なんて思っていると、突然我々のボートの横で大きいBlue Marlin(クロカジキ)がジャンプした。
誰か他のボートがカジキを掛けているようね?」
みたいな事をMd-キャプテンが言っていたように思う。しかし、周辺にそれらしい船は見えないし、カジキがイルカのように遊びで勝手にジャンプするのは珍しいし、、、。Rockさんは相変わらず後を向いてリールを巻いている。しかしこの時点で私は、このカジキは間違いなくRockさんのキンキン(失礼、ナンだか妙な表現になってしまった)に食っていると確信するに至った。シイラなどが釣れた時に起こる現象で、ラインは後を向いて出ているが、魚は既にボートの横まで泳いできている事がある。
このカジキはRockさんの竿に食っていますよ!巻いて、巻いて!!!!
しばらく巻くと、ラインがやっとボートの横のBlue marlinに向かって伸びる。ラインに強いテンションが掛かり始めると、、、。
ジャ~~~ンプ! 
P1130860
<ちょっと遠かったが、Md-キャプテン入魂のショット。まぎれもないBlue marlin(クロカジキ)である。遠いので小さく見えるが、実物はかなりデカかった> 

ギャハァ~!イッタタタタタッ!さあ、えらい事っちゃ。厄介なヤツが食って来てしまった。キンキンに付いているハリは小さくて弱い。リーダーは20号のフロロ(65ポンドテストくらいな?)、、、当然大きなカジキ用ではない。竿も柔らかい。強引なファイトは出来ないが、近くにボートが居るし、F-Buoyもすぐそこにあるので気楽にラインは出せない。
あ~ぁ、マグロでなくてカジキかい
私は少々ガッカリするも、Rockさんは嬉々としてファイト開始。するとカジキが思いっ切りRockさんにテンションを掛け始めた。
さあ、2時間のファイト開始ですよ。ガンバレ!
P1130861
<迫力のTail Walk>
<300ポンド?400ポンド?500ポンド?見当が立たない>
<20号ナイロンは結構強いものだねぇ~>

P1130866
<渾身のジャンプ。まずい!F-Buoyの方向へ向かっているゾ>

無事F-Buoyへの絡みは回避し30分経過。まだまだテキは元気いっぱいである。味方(Rockさん)はすでに汗ダク、顔から大粒の汗が滴り落ちている。
P1130870
<膝も腕もガクブル状態になりながらも歯を食いしばって頑張るRockさん。それでこそ立派な男の子だ!頑張れキンキン(ルアーにも声援)。お陰さまで体重が2キロくらいは減ったかな?楽しいダイエット方法だ> 

ジャンプが止まったところで私がラインを手で持ってタグり、Rockさんがリールを巻く。1時間経過。手が痛いがタグりの効果があり、あと20~30mのところまで寄って来た。水の中に大きい魚のシルエットが見える。
これはいけるかも?」
と思っていると、魚がまた走り始めた。Rockさんが”ハアハア”言いながら(本当にヤカマしいくらい”ハアハア”言ってたヨ)一生懸命巻き取ったラインをナンの遠慮もなく引きずり出して行く。200m近く走って止まった。元の黙阿弥だヨ、、、ったく。しかし、今度はラインが真下に向かって降りて行っている。重くて巻くに巻けない、、、ようだ。しばらくして魚の元気は無くなったが、魚が動く度にズルッ、ズルッと少しずつラインが滑って出て行く。照りつけるハワイの太陽の元、疲労困憊のRockさんがとうとうギブアップ。
すみません。もうあきません。代わって下さい
Nobody will blame you, Rock-san!よく頑張った。それでこそ日本で待つ子供さんや奥さんに合わせる顔もある。
さあ、選手交代と相なったが、颯爽と登場したのは口だけ達者なポンコツ(ワタクシ)だった。いきなり、
これは重くて巻けないヨ!」
と弱音を吐く。事実、巨大な魚が疲れて(死んで)沈み始めると、巻きあげるのは不可能に近くなるらしい。それでもA-Jack君は頑張ったが、ゆっくりDepth Counterはその深度を増して行く。ファイト開始から1時間15~20分、残念だが涙を飲んでファイトに終止符を打つ決断を下す事にした。医者が患者の人工呼吸器を外す時の気持ちはこんなもんだろうか?厳かに3人で「蛍の光」を口ずさみながら(歌っていない人も中にはいたかも知れないが、まあ言葉のアヤである)、リールのドラグを締め上げボートをゆっくり進める。おそらくナイロン20号がハリの所で切れるだろう、という想定である。実際その通りになって、「招かれざる客」は去って行った。Good bye and stay alive!
Rockさんに、
さあ、元気出してもう1匹行きましょうか?」
と言うと、
有難うございます。でももう結構です、十分です
という返事だった。
 
でも200ポンドのマグロだったら、もう一回やってもいいですねぇ~
、、、とは言わなかった。

 
さてさて、ハワイ島釣行のいい思い出は残ったかな?少なくとも明日は筋肉痛は残っているだろう。夜寝る前に、
明日のゴルフは、ひょっとしたら欠場させて頂くかもしれません
と家内に言っていたらしい、、、?

さあ、プロローグはこれで終わりだ。これからが本番(マグロのジギング)である。
F-Buoyの近くにボートを停めジギング開始すると、まず私にあの心地よいアタリがあった。

P1130876
<私に6~7ポンドのマグロが連発>

P1130883
<Rockさんにも待望の初マグロ。折角の憧れのマグロ(ビンナガ=Albacore=Tombo)なのに、じっくり味わわず電動で巻いてしまっていた。やはり相当疲れていたんだろう。実測 7ポンド(3.17キロ)ジャスト。なろう事ならあと2回りくらい大きいヤツが欲しかった>

P1130890
<カツオも来た>


P1130893
<マグロとカツオのダブルヒット>

全部でマグロが6~7匹にカツオが2匹釣れた。時間も来たのでF-Buoyから撤収、KeauhouのOpakapakaポイントへ向かう。トローリングを始めるべくキンキンを流すと、いきなりブイ傍でマグロが釣れた。
P1130894
<トローリングでキンキンに釣れたマグロ>

KeauhouとKailu Bayの底物は相変わらず不調だった。
P1130898
<Aweoweo(チカメキントキ)とGindai(シマチビキ)。共に立派な寿司ネタの白身魚であるが、数が足りない>

P1130900
<帰りのトローリングでKailua Bay沖で釣れたカツオ>

Rockさんに取っては疲れ果てた経験だったようだが、間違いなく記憶には残る釣行になっただろう。マグロも小さいなりに一応釣れたのでまあヨシとしよう。Opakapakaやカンパチやゴマテン君の顔を拝めなかったのはちょっと残念だったかな。まあまあ、お疲れさんでした。


Fishing Report用メモ:
Yellowfin tuna: 7匹? 35ポンド
Aku: 3匹 10ポンド
Aweoweo: 1匹 2ポンド
Gindai: 1匹 0.8ポンド

|

« 噂を信じて、、、 | トップページ | Two Young Guests from Mainland »

コメント

A-Jack様、Rock様
Macです。御無沙汰してます。
Rockさん、ハワイ島に寄ったんですね!
羨ましい!
そこでいきなりのカジキの大ヒット!
モッてますねー!
最高の思い出になりましたね。
今度日本で釣行しましょう!


投稿: Mac | 2012年7月 6日 (金) 21時03分

Macさん:
どうせRockさんがしんどい思いをするなら、カジキより大マグロの方が良かったですねぇ~。マグロだったら死に物狂いで上げたでしょう。
もうすぐ秋ですね。今年もWhite Hallへの弾丸ツアーやるんでしょう?

投稿: A-Jack | 2012年7月 7日 (土) 06時26分

いやー、すごかったですね!
拝読してて興奮しました。興奮して ついつい電話差し上げた次第です。ゴルフ中に失礼しました。

Rockさんは一生治らない病気になってしまったんではないでしょうか?カジキを釣るまで治らないかもしれないですね。薬も見つからないでしょうし。

Mdキャプテンのジャンプ一枚目の写真は特に興奮しました。右に前のジャンプの気泡が残ってて、、、時間軸まで鮮明でゾクゾクしてしまいました。

ともかく、マグロもカツオも釣れてよかったですね。

投稿: デトロイト支部 | 2012年7月 7日 (土) 06時35分

デトロイト支部さん:
なかなか観察力が細かいですねぇ~。専属カメラマンが常に同乗してくれているのは有り難い事です(感謝)。
しかしカジキとなると、やはりそれなりの道具に掛かかってくれないと具合が悪いです。とはいえジギングロッドでもそこそこは行ける事が解りました。200ポンドのキハダをジギングロッドで獲ってみたいですね(いけそうな気もする)。これはHr君のテーマかな?
土曜日の反省会は盛り上がるかな?写真がいっぱいあるはずだよ。Have a nice party!

投稿: A-Jack | 2012年7月 7日 (土) 06時54分

Rockです。

ミシガンに戻って改めてブログを拝読しました。

今でもカジキが目の前で何度もジャンプする光景が目に浮かびます。

カジキにとっては生と死を掛けた死闘、中途半端な気構えでは獲れないことが良く分かりました。

墓場まで持っていける忘れられない思い出が出来、感謝、多謝です!

聞き忘れましたが、一応モッテル男としてご認定いただけるでしょうか???
(マグロなら間違いなしなのですが。。。)

ファイト中のA-Jackさんの一言「児島玲子ちゃんなら楽勝でアゲルネ」でナニクソとしばらく奮闘しましたが、そこはやはりメタボ体型のオジサンだけあって力尽きてしまいました。

つくづく体力の無さを痛感しましたが、悔いなしです!

しかしあまりのハードなファイトに、大物が釣れてバレて欲しいと思ったのは今回が初めてです。

またぜひリベンジさせて下さい!

今回実際に釣行させて頂いたお陰で、今後のブログが更に楽しみです。

またお会いする日を楽しみにしております。Mahalo!

Macさん

ミシガンアングラー代表で、伝説の顧問に直接ご指導頂きました。

一皮剥けましたので、日本での釣行では手強いですよ~。

デトロイト支部さん

来週土曜日のハワイ遠征釣行結果報告では、独壇場で仕切らせて頂きます。

貴殿がハワイ島遠征出来るよう全面バックアップ致しますので奥様も同席の上、ご参加下さい。
(坂口くんの予定も調整してみます。。。無理かな?)

投稿: Rock | 2012年7月 7日 (土) 14時55分

Rockさん:
「墓場まで持っていける忘れられない思い出」は出来たのは良かったけど、遺影用の写真が撮れなかったですね。ちょっと残念。
まあ招かれざる客といっても、ハワイのBlue marlinが掛かったのだから、「持ってる男」としては認定すべきでしょう。
それにしても、カジキはジギング用のタックルなんかで掛けるモノではないですね。比較的おとなしい魚だったので助かったですが、大マグロだったら最初の疾走で道糸とリールをやられたかもしれません。でも釣ってみたいですね、200ポンドオーバーのマグロ。
さて今日(7/9)もF-Buoy行きです。何が釣れるかな?

投稿: A-Jack | 2012年7月 9日 (月) 05時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1198905/46210969

この記事へのトラックバック一覧です: 招かれざる客(魚のコトだよ!):

« 噂を信じて、、、 | トップページ | Two Young Guests from Mainland »