C-Buoyへ
コンディション:
干潮: 11:10am
満潮: 6:24pm
日没: 6:49pm
V.V-Buoyの位置: 最南端にあり。
実釣報告:
相変わらずマグロのニュースはあまり聞こえてこないが、先日YsさんがHonokohauのボート洗い場で、「C-Buoyで小型のマグロが釣れている」という話を聞きこんで来た。V.V-Buoyは南に張り付いたままでもある事だし、少々遠いが今日はC-Buoyの様子を見に行ってみようと決めた。トローリングスピードで片道2時間半程度のクルージングである。最近湿りっぱなしのキンキンは、今日も不発のままKailua-Bay、Keahou Bay、Red Hill、Kealakekua Bay沖を通過して行く。途中魚探にマグロ的な中層反応も出て、ちょっと食指を動かされたが無視して走る。Kealakekua Bayを過ぎてからは、C-Buoyへの直進コースを辿る。
港を出て1時間半、9時ごろやっとキンキンにアタリがあった。魚が大きく首を振ってイヤイヤしているような曳きだ。マグロやカツオでない事は明らかである。Ysさんが竿を握る。小さくはないが、それほどの重量感は無さそうな感じだ。割合簡単に船べりまでは寄って来たが、船べりで一気に反抗的な態度に出た。
ジャンプ!
また
ジャ~~~ンプ!
<フウライカジキ(Short-bill spearfish)だ。我々の背丈よりちょっと短いくらいの感じの大きさだった。ジャンプの瞬間をとらえたNomさんの激写>
すぐ目の前で3~4回ジャンプを繰り返した後、残念ながらハリが外れてしまった。リリースするなら一度ボートに揚げてからにしたかったが、まあ仕方ないかな。珍しいお客さんに船上が一気に活気づく(比較的活気付きやすい人が乗っているかも???)。
9時20分頃、 Pilot Whale(ゴンドークジラ=ゴンドーイルカ)の群れに遭遇、結構大きい群れだった。ひょっとしたらマグロの群れが付いているかもと思って、しばらく近くを周ってみたがアタリは無かった。
C-Buoy近くに来て鳥山が出現。落ちボラさん、やっぱり鳥山はいいデスねぇ~、大好きです。当然ながらキンキンにアタリ。カツオが2匹(ダブルヒット)釣れた。
<小ぶりながらカツオのダブルヒット。タタキ材料一応確保>
10時、C-Buoy到着。Buoy周りに小舟やチャーターボートが10隻程集まっていた。久しぶりに目にする賑わいだ。「太平洋ひとりぼっち」より遥かに心が癒される風景である。船が集まっていてもマグロが釣れている保証は無い(騙された事がある)が、少なくともマグロが釣れている確率は高いだろう。大いによろしい。手返しの速いYsさんが、早速水深25~30mの反応の中へエサを落とす。すぐにビリビリと来た。カツオ特有のアタリだ。
<前の2匹よりはだいぶ型が良かった。もちろんThe bigger, the betterである>
いいぞYsさん。出足好調!
Ysさんの仕掛けは30ポンドテストのラインで、私の仕掛けはそこそこの大物を想定した65ポンドのライン。20~30mの浅い所では明らかな差が出るようだ。
またYsさんにアタリがあったが、スッポ抜けた。
そしてすぐにアタリが続く。今度はマグロだった。好好(ハオハオ)。
<Ahi(キハダマグロ=Yellowfin tuna)。6~7ポンドといった感じかな?このマグロ不足の時代(?)に大いに結構>
やっと私にもアタリがあり、マグロが釣れた。
<キハダマグロ。似たようなサイズ。少なくともこの倍くらいのが欲しいねぇ~>
さて今日はマグロとカツオが爆釣かと思っていると、、、アッチャ~~~、、、招かれざる客の出現である。
<背びれの白いヨゴレ(?)を誇示するようにボートの周りをパトロールする怖~~~いヨゴレ(ヨゴレザメ=Whitetip shark)>
シッシッ、向こう行け!
アッチのエサの方がウマいぞ!
一応切なるお願いを聞いてくれたようで向こうへ行ったが、いつ戻ってくるかわかったものではない。非常に好ましくない展開だ。
Ysさんがモンガラを釣った。コイツならサメが食ってくれてもいいのだが、ハンドバッグにでも出来そうなくらい固い皮は、サメにも歯ごたえがあり過ぎるだろう。
<白い斑点がきれいなアミモンガラ(Oceanic triggerfish)。遠洋性のモンガラカワハギなのでシガテラ毒の心配は無い。おそらく美味い魚だろう。そのうちに一度食べてみようかな?Buoy周りの腹立つエサ盗りではある>
私がエサ釣りからジギングに切り替えるとすぐにアタリがあった。やはりジグで釣るマグロが釣趣は一番だ。強いシャープな引き込みが何とも心地良い。Nomさんが竿を持ってみたが、引きがかなり強いのですぐにギブアップ。
<10ポンド弱だろうか?>
Ysさんもマグロを釣ったりカツオを釣ったりで忙しかった。
そしてカツオが一荷で釣れたりもした。
<結構な型のカツオの一荷(天秤でモノを担ぐように、一度に2匹釣れる事を一荷という)>
Ysさんがジギングに切り替えた。
「こけたら”ハイ、サヨナラ”という冬の凍て付くカナダの山奥の川に腰まで入って、フライでスティールヘッド狙い」という超マニアック(わたしもそこそこマニアックな釣人だが、この釣りは更に数倍マニアックである)な釣りばかりやって来たYsさんはまだジギングでマグロを釣った事がない。ジグを落としシャクリ始める、、、ビシッ、ビシッ、ビシッ、ググッ~、というのがジギングの本来あるべき姿だが、Ysさんのジギング初マグロはいきなり2シャクリ目でググッ~、と来てしまったらしい。魚の世界にも気の速いヤツがいるのだ。
<初マグロ、、、ヨメに食わすな?これからはどんどんジギングでマグロを釣ることだろう>
その後、またYsさんが2シャクリ目でマグロを釣ったりして、「2シャクリのYs」(意味はわかりにくいがゴロは悪くない、、、フタシャクリと読むんだよ、、、”フタコスリのYs”でなくて良かったねぇ~(キャプテンから教育的指導が入るかな?))というあだ名を拝名してしまったヨ(誰が付けたんじゃ?)。
マグロとカツオを合わせて全部で16匹ほど釣れたかな?これ以上釣ったらクーラーの容量が不足するし、運ぶのが重くて大変だ(軟弱な漁師である)という事で、C-Buoyでの釣りは終了。ちょうどランチタイムとなり、Kealakekua Bay沖へ移動。
Kealakekua Bay沖の水深220~230mでYsさんがGolden kalekaleを釣った。
<ハワイチビキ(Golden Kalekale)。準Deep-7-Bottomfish。木曜日に釣ったGolden Kalekaleを日曜日に刺身で食べたら、かなり美味かった>
私にはEhuとGolden Kalekaleの一荷。
<右がハチジョウアカムツ(Ehu)、左がGolden Kalekale>
そしてカンパチ。
<今日も来まし~~~た、今~日も来~た>
写真は撮ってくれなかったが(魚種差別はいけない)、ゴマテン君が何故か私だけに4匹も釣れた。今日はマグロとカツオをだいぶ釣っているので税金を払う事にはヤブサカではないが、私だけに税金が集中するのは納得がいかない、、、。
Ysさんにハワイアンディープアンティアス。
<Hawaiian deep anthias。私にも釣れて、全部で3匹。こういった深場の底物は皆美味いのでYsさんも食べてみる事に、、、>
最後はKailua Bay沖のPoint-40で、仲良くOpakapakaを釣り白身魚も確保。
<Opakapaka(オオヒメ)>
<Opakapaka>
久しぶりにMission Completeの釣行だった。
でもクーラーを運ぶのが重かった。まあ心地よい重み、、、かな?
Fishing Report用メモ:
Paka: 4匹 10ポンド
Golden kale: 2匹 4ポンド
Ehu: 1匹 1.5ポンド
Ahi: 7匹 40ポンド
Aku: 9匹 40ポンド
Kahala: 1匹 リリース
Spotted unicornfish: 4匹 リリース
H.D.Anthias: 3匹
Oceanic triggerfish: 1匹 リリース
Shortbill spearfish: 1匹 ほぼリリースに近い
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コメント
おおっ! 久し振りの大漁ですなぁ
22日からお邪魔しますが、それまで残っていますかねぇ?
投稿: Matt | 2012年5月 8日 (火) 07時57分
マグロにカツオ、ボトムフィッシュと爆釣ですね。
マグロがキラキラしてていかにも美味しそうです。
それにしても、冒頭のカジキのジャンプシーンの写真、よく撮れてますね!
小生はセントマーチンから戻りました。
何日もしつこく釣りをして、ターポン5本、カスミアジの小さいのが1本と、爆釣とはいきませんでしたが、なんとかサカナの顔は見れました。
ボーンフィッシュは自分の足では見つけられず、結局ターポンに注力した次第で、パーミットもまた次回に持ち越しです。
投稿: デトロイト支部 | 2012年5月 8日 (火) 15時14分
Mattさん:
任せなさい!心配しなくても21日に、イヤちゅうぐらい釣っておきますよ。OnagaとEhuとOpakaとLehiくらい揃えておけばいいですね?
投稿: A-Jack | 2012年5月 8日 (火) 18時26分
デトロイト支部さん:
セントマーチンの釣果は、オカッパリにしては上出来だったのでは?家内がパソコン見ながら笑っているので何かな?と思って覗いてみると、どんどんエスカレートしていく朝の起床時間だった。とうとう最後は起床が、朝ではなく真夜中になってしまったようで、、、。いろいろな折り合いを考慮してのホテル選びにも感心していた。うちはそれを家内がやってくれるので、Hr君の気持ちがよくわかるようです。
ターポンはHooking率20%くらいと言われるので、だいたい平均値が出ている感じなのかな?ハリが曲がるのはちょっと反省の余地あり?
Bone fishとPermitは次回の楽しみだね。ハワイ島にもBone fishはいるけど、未だ釣った事はありません。
ミシガンのバスはぼちぼち最盛期なのかな?今年もKevin Longに行くの?
投稿: A-Jack | 2012年5月 8日 (火) 18時45分
さすがスルドイ読みですね。。。
実は今週末にRockさんとKevinガイドに出撃します。
Rockさんのお誕生日記念です。
シーズン的には若干早い気もしますが、えてしてシーズン序盤が大物が釣れますし、間違ってマスキーも釣れかねないタイミングなので楽しみです。
釣れましたらまた報告差し上げます!
ハワイ島にもボーンフィッシュいるんですよね。羨ましいです。もっとも、小生はフライフィッシャーでないので、ちょっとその道の方々からすると邪道なんですが、一度は釣ってみたいターゲットです。
次回のブログ更新も楽しみにしてます。マグロが回遊してたら良いですね!
投稿: デトロイト支部 | 2012年5月 9日 (水) 15時00分
Rockです。
大変ご無沙汰しております。。。
7月の日本への帰任に向けてバタバタしておりますが、Hrさんとはお互いの誕生日をボートの上で祝いあっています。(気持ち悪いかも)
スチールヘッドガイドでは、Hrさんに完膚なきまでに叩きのめされました。(バナナを2本も持参したのが原因でしょうか?)
また先回のKevinガイドも同様の結果でしたので、今回は一矢報いたいと密かに闘志を燃やしています!
ジギングブルースのタイトルが「Rock祭り再び!」となるよう頑張ります。
投稿: Rock | 2012年5月10日 (木) 14時55分
今日は絶好調でしたね。少しずつブイの位置を学んできたきがします。将来コナでボートへ一歩前進ということでw
投稿: 矢野 | 2012年5月10日 (木) 22時06分
Rockさん:
久しぶりです。
日本帰任まであと2カ月前後になりましたか。ちょっと気持ちが落ち着かないですね。でもしっかり釣りには行く⇒いい心がけです。
Happy Birthday!誕生日の祝い方にもいろいろあるものですねぇ~。なかなか良い祝い方かも?うちも近づいた家内の誕生日を釣りで祝おうかな(間違いなく”イラン”って言われるだろうな)。といってもその日は土曜日なので釣りの予定はありません。まずその日を忘れないようにする事の方が先決です。
確かに釣りにバナナはいけないですね。私は釣りの日の朝は、いつも飲むバナナジュース(裏庭で収穫したApple Bananaという美味いバナナ使用)を飲まないようにしています。そうしても釣れる日も釣れない日もあるので結局は同じ事ですが、、、。「Rock祭り再び!」楽しみにしています。
デトロイト支部さん:
今頃(ESTで土曜日の朝10時半)はLake St.Clairでルアー投げてるのかな?Rockさんと二人で、「Rock-san、Happy Birthday!」と叫びながら、50cmオーバーがバカスカ釣れているよう祈っています。なろう事なら、Small Mouthの55cmオーバーが欲しいところかな?ブログでの報告「二人でお祭」(糸がもつれまくって釣りにならなかったとか、というイミではない)楽しみにしています。
ハワイ島のBone fishも調査しないといけないとは思っているのですが、多分なかなか釣れないと思うのでお神輿が上がらない。
投稿: A-Jack | 2012年5月12日 (土) 04時47分
矢野さん:
ヒロ沖にも良い釣りのポイントがいっぱいあるのでしょうが、ヒロサイドの海は天候がねぇ~。海に出られる確率はかなり低いのではないかと思います。その点コナはほぼ100%大丈夫なのが魅力ですね。
Tokunaga Store(多分置いてあるはず)で、ハワイ島の海図を買って来て、家の壁に貼っておいたらどうですか?私は毎日のように眺めています。ブイの位置なども含めて、私が釣りをしている場所がよくわかりますよ。将来のマイボートでの釣りの参考にして下さい。
月曜日はF-Buoy(Honokohauから南西へ12~13海里)へ行って、フライフィッシングに挑戦、という事になるかもしれません。なかなか難しい釣りです。カツオの1匹でも釣れるといいのですが、、、。
投稿: A-Jack | 2012年5月12日 (土) 05時08分
A-Jackさん
コメントへのご返信ありがとうございます。
日本帰任の重圧やストレスを解消するには、釣り(そしてたまにゴルフ)が不可欠です。(と言うと日本の皆さんに怒られると思いますが)
貴殿やHrさんには釣りの楽しさを教えて頂き感謝・感謝です。釣りがあれば、日本での業務も何とか乗り切れそうです。
さて、セントクレアですが、結論爆釣とは言わないまでも、ケビン含む3名で計55匹と楽しめました。
ケビンはチューブのみ、Hrさんはハード・ソフトルアーを駆使してさすがの釣果でした。
当方は下手なくせにハードルアーに固執しすぎ、またまたHrさんに叩きのめされました。
とは言え、ボートの上でのHappy Birthdayは、色気はありませんが、忘れられない思い出となりました。
ジギングブルースのアップが今から楽しみです。
投稿: Rock | 2012年5月13日 (日) 06時43分
Rockさん:
3人で55匹なら爆釣と言ってもいいのでしょう。こちらでそれぐらい釣れたら間違いなく爆釣です。Lake St.Clair最後の(もう一回あるのかな?)良い思い出になりましたね。マスキーが出なかったのはちょっと残念だったのかな?Hr君のブログ楽しみにしています。日本へ帰っても時々コメント下さい。
投稿: A-Jack | 2012年5月13日 (日) 07時00分
小物の数釣りは小生だったかもしれないですが、Rockさんはサイズが良かったですよ。
去年は型が揃ってましたが、今年はスポーニングの色んなステージの魚が入り乱れ、大も小も色々混ざりました。コロコロパターンも変わって、なかなか面白い日だったと思います。
Rockさん、それにしても全く色気のない誕生日でしたネ。
おめでとうございます!
投稿: デトロイト支部 | 2012年5月14日 (月) 15時37分
デトロイト支部さん:
まあ色気の無い誕生日の方が無難でしょう。
ボンディーよりロングの方が良さそうだね。ボンディーは朝一に竿を出すのだけは速かったが、、、(いつも負けていた)。
しばらくは子供牧場とかで頑張る事になるのかな?小生が好きだったAnn Arborのダムもたまには行ってやってね。時期的には50cmオーバーのSmall Mouthが出るのでは?
投稿: A-Jack | 2012年5月16日 (水) 13時22分