釣りは「は・ひ・ふ・へ・ほ」?
本日の予定(前日か当日の朝出発前に書く):
前回は、「さあ来いマグロ!」とか言って、必要以上に入れ込んでグラウンドへ行ったが、やはり懸念した通り小型マグロ1匹の肩すかしだった。しかし、グラウンドに間違いなくマグロは来て居る。今日は、押さえて押さえて、、、クールに、、、冷静に、、、多くは望まず、、、「は・ひ・ふ・へ・ほ」で行ってみよう、、、かな???
は: 半分でいい
ひ: 人並みでいい
ふ: 普通でいい
へ: 平均でいい
ほ: ほどほどでいい
「検事・朝比奈耀子」というテレビドラマの中で、誰かが真野響子扮する朝比奈検事に言っていた言葉を拝借してみた。要するに「中庸の徳」という事である。
まあ、「は・ひ・ふ・へ・ほ」もいいが、一度イヤという程釣ってみたいねぇ~。単に年取って来ただけでは、なかなか孔子の域には達しないヨ。俗物は死なニャ~治らん。いや、あの世へ行っても俗物は俗物のままだろう。「三途の川の魚を根こそぎ釣ってやろう」、、、とか言って頑張ってるかも?
コンディション:
干潮: 8:38am
満潮: 2:03pm
月 : 満月の2~3日前
日没: 6:30pm
V.V-Buoyの位置: 相変わらず最北端に張り付いている。
実釣報告:
最近ちょっと復活の気配を見せているキンキンだが、今日は不発のままグラウンドの外れPoint-9近辺に到着した。早速魚探の反応を探し始めるが、反応が無い。しかたないので、反応の無い所でジギングを試みる。しかし何ともリキが入らず、早々と中層狙いのエサ釣りに変更。しかしエサ釣りも不発。何のアタリもないままズルズルとPoint-7まで来てしまった。ここまで来たらEhuだろう、という事になり、Ehu狙いのエサを230~250mあたりの底まで落とす。
ヤヤヤッ、、、
今日は底潮が緩い。余分なラインが殆ど出ずにオモリが着底。ひょっとしたら久しぶりに、、、と期待が高まる。案の定、コマセを振ったらすぐアタリが出た。
やっぱりなぁ~。
ここは基本的にはEhuポイントではあるが、Onagaの実績もある。こいつはEhuにしては元気がいい。
Onagaか?
しかし、ここはサメが居る可能性が高い。そして魚は危険水域まで上がって来た。ナンだか竿がガクガクと揺れたが、、、大丈夫だったようだ。竿がまた軽く2~3度ガクガクし、直後に魚の反応が消えた。サメにやられたのか単にハリが外れたのかは定かでないが、バレたのは間違いなかった。確認するとハリは無事だった。再度仕掛けを投入する。すぐまた似たようなアタリがあった。今回もEhuにしては元気が良すぎる。途中からサメを回避すべく(大した対策にはなっていないが)、フルスロットルでラインを巻く。危険水域を無事通過し、赤い魚が見えて来た。
ヨッシャ~!
やはりOnagaだった。
<久しぶりのOnaga(ハマダイ=Longtailed red snapper)。3~4ポンドだろう>
となりでYsさんがヒシダイを釣った。
<ヨメさん(Nomさん)が好きなヒシダイ(Senbei fish=Deepbody boarfish)。ヨメさん孝行、なかなか良し。この魚はヒョットコ面だが、ウロコとアタマと内臓を落とし唐揚げにすると美味>
私にまたOnagaが来た。
<Sima-ichi計量:3.5ポンド>
Onagaが3連発!
<このOnagaはSima-ichi計量:4.9ポンドと少し大きかった。うつくし~~い!>
Ysさんがまたヒシダイを一荷で釣った。ヨメ孝行、ここに極まれり!私より大きいハリを使っているのに上手にこのクチの小さいエサ取りを掛ける。
<Nomさんのオヤツ確保>
私にダメ押し、4匹目のヒシダイ。
<胴突き仕掛けの一番下に、ヒシダイ用の小さいハリをつけてみたら釣れた>
Kalekaleも釣れた。
<Kalekale(ヒメダイ=Von siebold's snapper)>
「あのペットボトル動いていますよ」、とYsさん。
船の後方に1ガロン(4リッター弱)くらいの大きさのペットボトルが流れていて、よく見るとゆっくり進んでいる。どうも下に魚が付いている感じである。ナンだかよく解らないが、面白そうなので近寄って回収してみる事にした。ギャフで探ると、やはりボトルにはナイロンのラインが縛ってあって、その先に魚が付いていた。
「サメかな」
とは思ったが、Ysさんがラインを手繰り始めた。太さが40ポンドテストくらいだろう。結構長い。しばらく手繰ると魚が見えて来た。
「ウワッ、GTだ」
結構なサイズのGT(ローニンアジ)が、ウンセウンセとペットボトルを引っ張って泳いでいたらしい。玉網を準備してランディングにかかるが、、、ラインが切れてしまった。
残ぁ~ん念!
20~30ポンドはあっただろう。しかし、どうしてこんな事態が起きるのだろう、、、不可解である。沖に出ていると時々面白い事がある。それも釣りの楽しみなのだ。
今日は、「は・ひ・ふ・へ・ほ」の日、白身魚はこれぐらいでいいだろう、、、と思いながらあたりを見回すと、いつの間にかハルさんの船が近くに来ていた。Opakapakaを釣っているらしい。それじゃぁ~、という事で我々も早々と「は・ひ・ふ・へ・ほ」は忘れてOpakapakaを狙う事にした。しかしPakaが釣れない。ハルさんも釣れていない様子だ。そうこうしていると、、、大きいサメが姿を見せた。巨大ではないがサメ子ちゃんよりは大分大きい。即、移動決定。
15ポンドくらいのマグロなら2~3本欲しい、という事で魚探の反応を探しながらトローリング開始。すると、、、
「アッ、クジラだ」
前方にクジラが見えた。子供を含んだ4~5頭の群れのようだ。船が4~5隻、クジラから150mくらい離れてWhale Watchingをしていたので、我々も混じってクジラ見物という事にあいなった。クジラの移動に合わせてゆっくり船を進めながら20~30分クジラ見物を楽しんだ。
再びトローリング開始。クジラのお陰で、水深80mくらいの浅い所に来てしまっていたが、Ysさんの竿にアタリがあった。緩く設定したドラグから何十mかラインが引き出された。そこそこの魚のようだが、マグロやカツオにしてはちょっと浅すぎるように思う。しかし、無事近くまで寄って来た魚がキラッと金色に輝いた。思いがけなくキハダマグロだった。
<キンキンに来たAhi(キハダマグロ=Yellowfin tuna)。船上計量:14ポンド>
このサイズならあと1本で「は・ひ・ふ・へ・ほ」。
浅場には小魚を含めいろいろな魚が居て、頻繁に魚探に反応が出る。反応に合わせて船を止めジグを落としてみると、
Bingo!
私にアタリだ。2度、3度、渾身の合わせを入れる。かなりの大物らしい。十分フッキングをしたあとファイトに入る。しかし、何度かポンピングした所で急に軽くなってしまった。バレた。あ~ぁ、、、、。ガッカリしながらラインを巻きあげてみると、強度100ポンドクラスのはずのスナップサルカンが伸ばされていた。ドラグも効いているのに、ちょっと納得できないバラシである。それにしてもナンだったんだろう。大きかったがマグロのようではなかった。カンパチにしては80mはチト浅すぎる。サメではないだろう。とすると、、、消去法ではGTという事になるが、、、多分そうだろう。姿だけでも見たかったナ。
私のエサ釣りにひさしぶりにOpeluが来た。
<ハワイのOpeluにはクサヤモロ(Decapterus pinnulatus=Mackerel scad)とムロアジ(Decapterus muroadsi=Amberstripe scad)の2種類いるようだが、正確な事は不明。写真のOpeluは体長43cmとかなりの大型であった。鮮明なブルーの縦線からして、多分クサヤモロと思うが確信無し>
このOpeluは非常に大きかった。因みにKTAで普段売っているOpeluと比較してみると、
<上がKTAで買ったOpelu。下が今回釣ったOpelu。一瞬ツムブリかと思った>
Kailua Bay沖に移動してOpakapakaやKalekaleを狙いながら、中層反応が出たらマグロを釣ろうという事になり南へ移動。Point-40まで南下し、まずエサを底まで落とす。
<早速YsさんにKalekale(ヒメダイ)>
<私にもKalekale>
<今日も律義にゴマテン君>
<ウヤウヤしく、、、、どうぞKalekaleでございます>
中層反応は出ないが、Kalekaleは好調で、1時間前後で10匹程釣れた。今日は妙にKalekaleばかり釣れ、Opakapakaが1匹も混じらなかった。
そして今日のトリを務めたのは、、、
<怪しいオジサンとHawaiian deep anthias。小さい魚だが、唐揚げにするとジューシーで、かなり美味な事が判明した>
今日は、図らずも「は・ひ・ふ・へ・ほ」を守る形となったが、やはり一度「根こそぎ」釣ってみたい気はする、、、。
Fishing Report用メモ:
Ahi: 1匹 14ポンド
Opelu: 1匹 1.5ポンド
Onaga: 3匹 11ポンド
Kalekale: 10匹 15ポンド
G.Kalekale: 1匹 1.2ポンド
Senbei fish: 4匹 2ポンド
Kala(ゴマテン): 1匹 リリース
H.D.Anthias: 1匹 0.4ポンド
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