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2011年11月10日 (木)

F-Buoy & 「Sail Boat」

昨日Honokohau港へ行ったついでに情報収集を試みたところ、F-Buoyにマグロが来ていると言う情報が引っ掛かってきた。ウソかマコトかは行ってみないと解らない。北のグラウンドの方も状況がイマイチだし、これはF-Buoy(南方面)へ行かねばなるまい。久しぶりにマグロのあの強烈な引きが味わえるかな?

本日の潮と月:
  干潮: 10:00am
  満潮: 02:52pm
  月 : 満月
  Sunset: 5:47pm

Ysさん(Sushi Chef)によると、小さくてもスマガツオはやはり美味いとの事。それじゃぁもっと大きいスマガツオを釣ろうじゃないの、という事でキンキンを3つ流しながらF-Buoyを目指した、、、がカツオさえも相手にしてくれなかった。南行きのトローリングはボウズが多い。

F-Buoyに到着。最近我家から見えるV.V-Buoyに来るボートが殆ど居なくなった。皆さんF-buoyへ来ているのか、と思いきや意外とそうでもないらしい。先客は4~5隻程しかいなかった。「F-Buoyにマグロ」はガセだったのか?。周囲の船の様子を見ながらジグを水深120mあたりへ落としてシャクリ開始。ビシッ(いつものジグをシャクる音)、ビシッ、ビシッ、3回シャクると、「ガッツ~ン」と来るのが本来あるべき姿ではあるが、、、最近の現実はなかなか厳しい。頑張るがアタリが無い。

今日は大マグロに備えて、ちょっと強いRod & Reelで重いジグをシャクッているため少々きつい。あ~ぁ、疲れた。しばしジギングを中断。昨日KTAへ行くと、珍しくエサにちょうどいいくらいの小ぶりのムロアジがあった。思わず衝動買いをしてしまった。服やズボンじゃ衝動買いなんて絶対しないんだけどねぇ~。16匹も買っちゃったヨ!今日はマグロ用に8匹持って来た。

P1070098
<KTAで買ったムロアジ(Opelu=Mackerel scad)>
<I bought these Opelus (Mackerel scad) at KTA-Supermarket. These were small and good size for the medium size tunas. It was a $5.00 investment which will be worthwhile in terms of the return on investment. We went to F-Buoy with these Opelus.>

締めて$5くらいの投資だ。マグロを最低1匹は釣らないと採算が採れない(もともと採算は採れていない真っ赤な赤字経営であるが)。大型の片テンビンにクッションゴム(3.5mm X 1m)を付け、その先にハリス20号2mの仕掛けでオモリが100号、ムロを水深70~80mへ入れてアタリを待つ。さあ来い!と思いながら前デッキでジギングをしていると、運転席からサオを見ていたMd-キャプテンの声、「来ッター!!!」。サオがゆっくりスゥ~ッり込まれたらしい。私が振り向いた時には、既にサオは何事も無かったように水平に戻っていた。「イルカかもね?」とキャプテン。イルカがエサ(ムロアジ)の胴体を咥えてギュウ~と引っ張ると、一回だけサオが大きく絞り込まれ、すぐポンと元に戻る事が多い。「ハイ、ムロアジ一丁上がり」という事である。目が良いイルカはハリに掛かる事は殆どない(まだ一度も経験無し)。今回も上げてみるとムロは無くなっていた。そしてイルカの見事な技術が3連発。エサ釣りをやめてまたジグをシャクるがアタリ無し。結局F-Buoyはボウズのまま撤収という事になった。高いガソリン焚いて遠い所まで来たのに、、、。チッ!
<At F-Buoy, I dropped Opelu down to 70-80m depth, hoping that a big one will bite. And there was a big bite, but it was a typical Dolphin bite........... The tip of the fishing rod slowly but strongly went into the water, and then it was released abruptly. Dolphin usually grabs the body of bait (Opelu in this case) and yank it. The body of Opelu is ripped off, and the head and hook are left. Dolphins have good eyes and quite smart. Fortunately they never get hooked up. If they do, it is going to be a big trouble for the fisherman. Its speed and power will wera out the drag of the reel. It will be worse than the Sharks.. The Dolphin took my Opelu three times in a row, and I gave up F-Buoy to fish for Deep-7.>

ハチジョウアカムツ(Ehu)でも釣って帰ろう、という事でKealakekua Bay沖を目指す。、、、と前方に太いマストを2本立てたSail Boat(
ヨット)が見える。
P1070110
コナの釣り師達が言う「Sail Boat
<
On our way to Kelakekua Bay, we saw this schooner (a large yacht). The fishermen in Kona call it [Sail Boat],and it is towing a large ball-like fish farming cage. It is called [Aquapods] in which roughly 2000 Kampachis are being raised. This offshore Kampachi farming technology is still in its experiment stage. It will be tested until April, 2012. If this experiment turns out to be successful, the full-fledged offshore Kona Kampachi farming will start. This style fish farm will minimize the mal-influence to the oceanic environment and its eco-system.>
<To tell the truth, I am not particularly interested in Kampachi farming technology itself. Instead, I am highly interested in this [Sail Boat] just because Aquapods (a big fish cage) being towed behind this Sail Boat aggregates a lot of Tunas, Skipjacks, Mahimahis and so on. It is now becoming one of the best tuna fishing points in the sea off Kona. There seems to be a lot of tunas around Aquapods, but a lot of Sharks and Dolphins are also patrolling around Aquapods, looking for their foods. It makes fishing quite difficult and irritating.>


釣り船らしい小舟が数隻、その周辺に集まっている。初めて遭遇する噂の「Sail Boat」だ(「Sail Boat」に関しては明日の記事「Sail Boatとコナカンパチの養殖」参照)。この「Machias」という名のヨットは後尾に「Aquapods」と呼ばれる巨大な球状のイケス(養殖カンパチがいっぱい泳いでいる)を曳っ張っている。
Aquapod21
Sail Boat」は、こんな巨大なイケスを引っ張っている。このイケスは普段は水の中に沈んでいるので見えない(Seafood.comの写真を借用
<This is Aquapod (Kampachi farming cage) which is towed by the [Sail Boat] and is drifting in the sea off Kona with no particular destination. >

当然、イケスの中の養殖カンパチにエサを与えるし、この巨大なイケス自体がパヤオ(浮き漁礁)の役目を果すため、マグロやカツオやシイラなどの魚が周辺に集まる。そこがコナのマグロ釣り師達の狙い目となる。「Sail Boat・Michias」はこのイケスを引っ張ってコナ沖の潮に乗り、あっちへフラフラ、こっちへフラフラしながらカンパチを育てている訳である。「Open Water Aquaculture Technology」と称する新しい試みらしい。最近は「Sail Boatでマグロ釣ったよ」という話を聞く事がある。周辺は結構な釣りのポイントになっている。

さて話がちょっと逸れた。噂の「
Sail Boat」が目の前に出現したからには、ここでマグロにチャレンジしない手はない、という事でジギング開始。しかしアタリがない。KTA-ムロアジを投入してみた。すると、すぐに竿が激しく上下した。これはイルカではないゾ、、、。ドラグはそれなりに強く絞ってあるが、それでもラインが引きずり出されて行く。ヨッシャ~!久しぶりのマグロだ(多分)。電動は使わずに手持ちで丁寧に、丁寧に、、、ではあるが力のこもったファイトが始まる。魚は10~20ポンドくらいの感じだが結構なパワーだ。コレだよコレ、、、やっぱり釣りはやめられまへんなぁ~!しばらくファイトが続いたが、強い絞り込みが1回あったあと、急に魚の反応が無くなってしまった。アッチャ~、やられた。ワシの大事なマグロを盗まれた。そして上がってきたのは、、、。
P1070118
10~15ポンドくらいのマグロのアタマ。サメの鋭い歯型は無く、首から下をもぎ取られた感じ。イルカがマグロの胴体を咥えて引きちぎったのだろう。 チックショー!
<A Dolphin took this tuna's whole body and left only the head for me. All I can do is "Kabuto-yaki" (grill this head in an oven). This tuna should have been 10 - 15 pounds.
I enjoyed a good fight for the first 20-30 seconds, and suddenly it went dead. Goddam Dolphin !>


すぐムロアジを入れると、再び全く同じ事が起こった。
P1070120
1匹目と同じシーンの再現となったが、今回はマグロの胃だけは残してくれていた。有難う
<Exactly same thing happened again. Now I have the second head for my Kabuto-yaki.>

そして3回目も、、、。
P1070123
3匹目の犠牲者(犠牲魚かな?)。くどくてゴメンよ>
<And the third time ,,,,,,,,, There are alot of tunas around the [Sail Boat], but there are also a lot of dolphins. I do not need so many heads.>


魚が掛かると、数匹のイルカ(
釣り師達はSteno Dolphinと呼んでいるが、シワハイルカ・Rough-toothed dolphinだろうか?)が喜んで(多分)飛ぶように走って来るのが見える。キャプテンは「マグロを2匹一緒に掛けたら、1匹は見逃してくれるかもネ」と言うが、敵はそれほど甘くはなさそうだ。

そして4匹目はマグロのアタマさえ残してくれなかった。こういうのも「
入れ食い」というのだろうか?ギブアップ!ムロアジを1匹残して「Sail Boat」から撤収という事になった。これだけイルカにヤられたのは初めてだ。イルカは可愛いと思っていたが、今日を境に憎っくき仇となった。Sail Boat」はイルカさえいなければ楽しい釣りが出来そうだが、、、。

Kealakekua Bay沖へ移動。寿司用のハチジョウアカムツを狙ったが、釣れたのは;
P1070130
良型のハワイチビキ(Golden kalekale)が2匹のみ
<Later on Golden Kalekales by bottom fishing.>

Opakapaka(
オオヒメ)狙いでKailua Bay沖へ移動。第1投目でOpakapakaらしい小ぎみ良いアタリがあった。欲かいて追い食いを狙って待っていたところ、大事な1匹目もトンズラ。痛恨のPakaバラシである。しかしその後Opakapakaが4匹釣れた。
P1070133
久しぶりのオオヒメ(Opakapaka=Pink snapper=Crimson jobfish)。まあまあサイズ
<Opakapaka is Deep-7-Bottomfish.>

P1070139
<Opakaがダブルヒット>

<Two Opakapakas at one time. Good job, partner !> 

ヒメダイも1匹釣れた。
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よく似ているが上がオオヒメ(Opakapaka)で、下がヒメダイ(Kalekale=Kalikali)。上唇・目・尾の切れ目の位置関係で識別が可能。うちのキャプテンは「Opakapakaの方が顔が可愛いのですぐ解る」らしい。日本では共に我々善良な市民の口には入らない高級魚である。政治家達が高級料亭で食べているらしい?>
<Opakapaka and Kalekale are very closely related families. It is kinda difficult to distinguish these two. The one above is Opakapaka.>

久しぶりにカンパチも釣れた。
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ヒレナガカンパチ(Kahala=Almaco jack)。たまに遊んでくれるのはいいが、掛かった6本バリの胴突き仕掛けを引っ張って走り回るため、もう1本の6本バリにも絡まって、12本のハリがグチャグチャにもつれてしまった。殺したろか!なんて事は思わず優しくリリース。魚にだけ優しい訳ではないので念のため>
<Hirenaga Kampachi (Almaco jack). This guy may be a prison breaker who escaped the Kampchi farming pen a few years ago and has been fully enjoying the freedom of living since then. Released.>
<We have only 10 days until Thanksgiving holidays. I sincerely hope that the current will get better. Let's cross our fingers 1>


Kailua Bay沖撤収が日没直前になってしまった。船の掃除が終わるともう真っ暗。今日もいつものように、「次はもっと早く帰ろう」と反省する懲りない二人だった、マル。

Fishing Report用メモ:
Opakapaka: 4匹 5ポンド
Kalekale: 1匹 1.2ポンド
Golden Kalekale: 2匹 3ポンド
Kahala: 1匹 リリース
Yellow fin tuna: 4匹 イルカに盗られた

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