貧果五目
コナ空港沖の海鳥とカツオ、めっきり少なくなってしまったような、、、。海鳥は居るには居るが散発的、飛び跳ねる小魚も殆ど見えなかったし、カツオは1匹も釣れなかった。エサ用冷凍カツオの在庫が心細くなってきたゾ。
今日は朝からコナ空港沖には釣り船がほんの2~3隻しかいなくて、風が出て来た昼過ぎには我々だけになってしまった。中層の魚群の反応が殆ど無し。こんな日も珍しい。同様に底物の活性も極めて低い。船の流され方がいつもと違う。潮の流れが変わって、コナ空港沖の”Ground”に冷たい潮でも入って来てしまったのだろうか???チャーターボートの船頭さんに聞いてみよう。多分、”The water is weird”というコメントが返ってくるだけだろうけど、、、。
今日は、日本の「深場のキンメダイ釣り」の仕掛けを参考にしたモノをテストすべく臨んだ。「胴突き仕掛け、全長9m、小ぶりのネムリバリ5本、幹糸が日本製30号ナイロン、枝スは中型親子サルカン接続の20号ナイロン60~70cm、枝スの間隔は1.5m、オモリ2ポンド(242号相当)、オモリのすぐ上にプラスチックのコマセカゴ、コマセはカツオのミンチ、エサは小ぶりのカツオ切身」
ハワイにもAlfonsinと称してキンメダイ(ハワイ州記録は10ポンド強)がいるので、ポイントを探す予定である。
<釣りたいキンメダイ(市場魚貝類図鑑より写真拝借)>
この仕掛けは長くて扱いにくいので、船べりに磁石を取りつけ、ハリをひっ付けるようにした。第一投目、オモリを放り込むと、エサ(ハリ)は順調に磁石から飛び出て行った。一応OKだが、やはり船上でラインがモツレそうで扱いが難しい。アタリ無し、アタリ無し、アタリ無し、、、やっとかすかなアタリが来て、見た事のない小さな魚が食って来た。
<20cmにも満たないHawaiian deep anthias。リリース>
やはりこの仕掛けは扱いにくい。枝スも幹糸に絡んだりしている。後日検討という事で今日はテスト中止、いつもの深場用3本バリ吹き流し仕掛けに戻す。
不調の60~100m中層狙いにもアタリ。かなり強い。マダイ用の柔らかいムーチングロッドが大きく曲がる。小柄なKw-Fさんが、長い竿をのされそうになりながら頑張る。大型のOpakapakaであって欲しい、、、、という釣り人達の祈りは通じず、上がってきたのは良型のあいつだった。このあたりの中層には本当にこいつが多い。一度食べてみてもいいのだが、大型はシガテラ毒の心配があり、躊躇している。2匹釣れた。
<中層の税金ゴマテングハギモドキが2匹釣れた。リリース>
底で15~20ポンドクラスのカンパチが来た。
<小ぶりのエサとハリにでも食って来るカンパチ。リリース>
そしてTa'ape(ヨスジフエダイ)の一荷。
<Ta'ape(ヨスジフエダイ)。リリース>
ヒシダイ(写真なし)が最後を飾って貧果五目を達成。次回は中層、底ともに活性が戻っている事を祈りつつ撤収。
今日はクーラーが見事に空、後始末が楽でイイや。本来はEhu他の底物を20匹くらい釣って売りに行く予定だったんだけどねぇ~。まあ、”This is fishing”かな?魚の売り上げでガソリン代をカバー出来る日が来るのはいつだろう(情けない漁師だよ、ったく!)。
Kwさん、Fさん、お疲れ様でした。
Fishing Report用メモ:
Hawaiian deep anthias: 1匹 0.3ポンド リリース
Spotted unicornfish: 2匹 10ポンド リリース
Kahala: 1匹 15ポンド リリース
Ta'ape: 2匹 1ポンド リリース
Boarfish: 1匹 0.3ポンド リリース
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